◎地域便り

 この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。
 

    酪農家は減少、肉牛農家は増加

                                  (北海道  江幡 春雄)


 北海道庁では毎年2月1日現在の農業基本調査を実施しており、 このほど5年の
調査結果がまとまった。 それによると、 3年前 (平成2年) に比べ乳用牛頭数は、 
8. 9%増えて92万頭になり、 このうち、 24ヵ月齢以上が55万頭を占めている。 
 
 しかし、 飼養農家は11. 1%減少し、 12, 709戸となり、 減少率はかなり高かった
ものの、 逆に1戸当たりの飼養頭数は70. 2頭と20%も増え、 規模拡大が大きく進
んでいる。 
 
 肉用牛の飼養頭数は25万頭で、 3年前よりも20%増えている。 内訳をみると、 肉
専用種が11. 6万頭、 乳用種が13. 3万頭、 肉専用種が増加しているものの、 乳用種
が減少した。 
 
 肉用牛の飼養農家は4. 6%増え、 1戸当たり飼養頭数も52. 8頭と15. 5%増とな
っている。 


 
 


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