この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。 |
(北海道 江幡 春雄)
北海道庁では毎年2月1日現在の農業基本調査を実施しており、 このほど5年の 調査結果がまとまった。 それによると、 3年前 (平成2年) に比べ乳用牛頭数は、 8. 9%増えて92万頭になり、 このうち、 24ヵ月齢以上が55万頭を占めている。 しかし、 飼養農家は11. 1%減少し、 12, 709戸となり、 減少率はかなり高かった ものの、 逆に1戸当たりの飼養頭数は70. 2頭と20%も増え、 規模拡大が大きく進 んでいる。 肉用牛の飼養頭数は25万頭で、 3年前よりも20%増えている。 内訳をみると、 肉 専用種が11. 6万頭、 乳用種が13. 3万頭、 肉専用種が増加しているものの、 乳用種 が減少した。 肉用牛の飼養農家は4. 6%増え、 1戸当たり飼養頭数も52. 8頭と15. 5%増とな っている。