◎地域便り

 この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。
 

 牛豚との初めての出会い

                                               (鹿児島県  岩崎 恵)


 これまで本物の牛も目にしたこともなかった小学生が、 農業体験学習を通して
得た純粋な驚きが貴重な体験として寄せられいる。 
 
 役場担当者の説明を通して、 人間と牛との成長の速さの違いに、 また、 1回に
10頭以上産む豚に驚き、  「肉用牛 (子牛と思われる) は1頭40万〜50万もするの
で農家の人達にとってはまるで宝物のように大切なものだろう。 牛肉はおいしい
けど値段が高いはずだと思った。」   「乳牛は1頭で1日20キロから30キロの乳が
しぼれ、 その乳が都城の会社で学校給食になり給食に出されていることを初めて
知った」  と述べている。 
 
 最後に感想として 「おみやげに財部産の牛肉や牛乳を持っていきたい。 そうす
ると財部町の宣伝になるのになあ」 と語り、 役場担当者は、 町の強い味方ができ
たようで感激したと語っていた。 
 
 我が国の将来を担う子供たちに日本の畜産について学習する機会を提供すると
ともに、 輸入物とは違う和牛の味覚や新鮮な牛乳のおいしさを、 子供の時期に味
わってもらう必要があることを痛感した。 

 


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