★ 事業団便り


たまごアンケートの結果の概要


 4月1日から3日まで東京ドームで 「たまごフェステバル '94」 が開催されま
したが、 事業団は、 このイベント会場において、 約2, 300人を対象に卵に関する
アンケートを行いましたので、 その概要を報告します。 

1 卵の購入先はスーパーが8割

 卵の購入先を質問したところ、 ほとんどが 「スーパー」 で購入しており (82.
5%)。 つぎに、  「生協等の共同購入」 (15. 2%)、 「八百屋・肉屋」 (10. 7%) 
の順になっている。(図1)


2 鮮度を重視

  卵を購入する際に重視することは、 「鮮度」 が一番で67. 5%となっており、
 「価格」 の37. 1%を大きく上回っている。 つぎに、 「サイズ」 が21. 7%で、 
 「生産地」 は6. 1%とかなり低い。 (図2) 


3 購入個数
 
   1週間に何個くらい購入するかについては、 家族人数によって決まるが、 販
 売がほとんど10個単位で行われているために、 「2〜3人」 と 「4〜5人」 の
 家庭では、 「10個くらい」 が一番多かった (66%、 50%)。 また、 「6〜7人」 
 と 「8人以上」 の家庭では 「20個くらい」 が一番多くなる (41%、 73%)。
  (図3) 


4 利用方法
   卵の利用方法は、 「卵焼き」 と 「目玉焼き」 が過半数を占めており (60. 5%、
 54. 4%)、 手軽に調理できるものが上位にきている。 「お菓子」 は12. 1%とか
 なり低く、 家庭でできる簡単なお菓子等を紹介することにより、 もっと利用が
 増えると思われる。 (図4) 


5 4人に1人は増やしたい
   卵の使用量を増やしたいかを聞いたところ、 71%が 「今のままでよい」、 25%
 は 「増やしたい」 としており、 一方、 「減らしたい」 というのはほとんどない。 
 1週間当たりの購入数量別にみても 「増やしたい」 が2割以上を占めており、 
 「増やしたい」 人にどのように売っていくかが消費拡大の鍵になると思われる。 
 (図5、 図6)


6 過半数が特殊卵を購入
    「ヨード強化卵」 や 「DHA入り卵」 などの特殊卵を購入したことがあると
  答えた者は、 55. 5%と過半数を占めており、 特殊卵の認知度は高いと言える。 
  (図7) 


7 卵は、 栄養価と手軽な料理
    卵のイメージについては、 「手軽に料理できる」 が一番で、 51. 8%となって
 おり、 つぎに、 「栄養価がよい」 が46. 2%となっている。 「値段が手頃である」 
 は16. 4%とあまり高くない。 卵は、 栄養食品であるとともに、 手軽な料理の材
 料として定着している。 (図8) 

 
   
以上のことから、 最近の鶏卵の需要の落ち込みは、 景気後退による高級菓子や加
工品での落ち込みであって、 家庭の消費では、 まだ需要を伸ばす余地があると思
われる。 






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