この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。 |
北海道東部の鶴居村で、 5年前に給ヲ栄農場がフリーストール牛舎で 「200 頭搾乳」 を実現したとき、 周囲はビックリ。 しかし今春、 協栄農場の2倍 「 400頭搾乳」を目指した6戸による法人経営が登場する。 総事業費7億円でうち、 ふん尿処理施設だけで約1億円となんともビッグ。 会社名は有限会社トミーラ ンドと登記済で、 農林水産省の 「地域農業基盤確立農業構造改善事業」 を導入 してスタート予定。 何故、 リスクを背負ってまでこれほどの多額投資をするのか。 その理由は、 「法人化すればすべて問題解決」 という安易な考えではない。 「地域における法 人設立の存在意識」 を明確化させ、 地域のコンセンサスを得た点にあり、 鶴居 村の発展に寄与できる計画と関係機関は確信している。