◎地域便り


新盛岡競馬場 「ORO PARK」 開場

岩手県/高橋 和則

 日本一の敷地面積を誇る新盛岡競馬場 「ORO PARK」 が完成し、3月20日に落成

記念式典が開催された。 



 「ORO」 とはラテン語で 「黄金」 を意味し、 「黄金競馬場」 として親しまれたか

つての盛岡競馬場から名付けられたものである。 



 新盛岡競馬場は、 昭和50年に建設構想が打ち出され平成3年に施工、 5年の歳

月をかけて完成したものである。 地方競馬では初めての芝コースを備えていると

ともに、 「ゆとり・自然・ふれあい」 をテーマに 「ヨーロッパの森 (クラシカル

な外観)・ウォールストリート (ハイテクな装備)」 をコンセプトとし、 競馬事業

の運営のみならず、 子供の遊び場、 環境緑地、 レクリエーションゾーンを兼ね備

えた施設として、 周囲の既存施設 (ゴルフ場、 動物公園、 スポーツセンター等) 

と一体となった都市近郊型観光施設の整備を図ることを目的として建設されたも

のである。 



 岩手は古くから馬産地として栄え、 「南部曲がり屋」 「チャグチャグ馬コ」 等多

くの馬事文化を継承してきた。 新盛岡競馬場は、 その伝統を引き継ぎながら時代

のニーズに応え、 競馬ファンをはじめ県民に愛される施設を目指す。 



 ORO PARKでの初レースは、 4月6日 (土) に行われた。   


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