◎地域便り


食肉コンビナート視察者用ビデオを作成

群馬県/嶋田 重一

 昨年7月にはPL法が施行されるなど、 食品の安全性や衛生面への要求がますま

す厳しくなってきている。 



 こうした情勢に対処すべく、 (株) 群馬県食肉卸売市場では、 処理施設の改善

や職員の意識改革に取り組むとともに、 定期的に枝肉等の生菌検査を実施してい

る。 また、 市場が食品工場としての認識をもつならば、 視察者が処理場内へ立ち

入ることは、 衛生上決して好ましいものではないはずである。 このため、 食肉の

品質向上の一環として、 今後、 視察者の処理場への入場を制限し、 ビデオを見て

もらうことにより場内の案内に代えたいということで、 現在、 事業案内のビデオ

を作成しているところである。 制作は、 群馬県、 群馬県経済連、 郡畜連 (高崎ハ

ム)、 群馬県食肉卸売市場、 群馬県食肉公社、 高崎ハム販売 (株)、 群馬県家畜商

商業協同組合の7団体 (社) から成る群馬県食肉品質向上対策協議会が主体とな

って行っている。 内容は、 家畜の生産から出荷までを追い、 食肉市場、 食肉公社

を取り巻く食肉コンビナートの事業案内にもなっている。 



 国際化のなかで、 食肉の安全・衛生面に関して高いレベルが要求されているが、

今回のビデオ作成が食肉品質向上の一助となればと願っている。  


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