◎地域便り


消費者の部屋で 「畜産とのふれあい・体験交流」 特別展示

熊本県/松尾 昌一
 国際化が進展する中で地域畜産の振興を図るためには、 消費者の地域畜産に対
する理解を深めてもらうことが重要になっている。 そのためには消費者に実際に
畜産とふれあい・体験してもらうことが効果的である。 そこで、 九州農政局では、 
各県畜産課の協力を得て、 7月8日 (月) 〜19日 (金) の2週間消費者の部屋の
特別展示として 「畜産とのふれあい・体験交流」 を開催した。 

 会場では、 家畜とのふれあいや各種体験ができる牧場、 消費者との交流や自家
産畜産物の販売等を行っている畜産農家、 見学の可能な乳業工場、 畜産に関係す
るイベント・行事、 九州管内の競馬場等の施設を掲載した県別地図、 ポスターや
牧場風景の写真、 ふれあい牧場等で販売している畜産物を展示するとともに、 牧
場やあか牛放牧に関するビデオ放映を行った。 

 また、 各牧場等のパンフレットのほか、 ふれあい牧場や施設等の住所、 連絡先、 
内容等を一覧表にした 「畜産とのふれあい・体験交流ガイド」 を作成し、 自由に
持ち帰れるようにしたところ、 好評で約500部配布された。 

 開催期間中は、 仕事での来庁者や、 案内チラシやテレビ、 新聞の報道を見て訪
れた一般市民などで日頃にないにぎわいであった。 

 見学者に感想を聞いたところ、 「こんなにふれあい牧場があることを初めて知
った」、 「地元の自然・牧場を見直した」、 「子供を連れて行ける場所の情報が多く
て助かった」、 「地図がついているのが良かった」、 「夏休みにさっそく行ってみる」 
と好評であった。


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