◎地域便り


「全道青年農業者会議」 で酪農青年気を吐く

北海道 黒沢不二男

 平成7年度全道青年農業者会議が、 1月29日に札幌市 「かでる2・7」 で開催

された。 全道各ブロックの関門を突破してきた青年達によるプロジェクト課題発

表が、 グループ活動・経営改善・生活・作物生産・畜産生産の5部門に分かれて

行われ、 会場は熱気にあふれていた。 



 審査の結果、 各部門ごとに最優秀1点、 優秀2点が選ばれた。 畜産生産部門で

最優秀賞の栄誉を得た訓子府 (くんねっぷ) 町4Hクラブの梶田直樹さん (26才) 

は、 「究極のつなぎ飼いをめざして」 と題し、 若さと意欲いっぱいの発表をした。 



 経営は、 草地22ha、 畑地20haの耕地。 乳牛150頭 (経産牛82頭) の酪農部門では、 

既存牛舎の改良 (パイプライン延長と配管システムの見直し、 ライン勾配の取り

直し、 ミルカー部品の改善) や搾乳手順の改善などに創意工夫を重ね、 個体乳量

の向上 (経産牛1頭当たり9, 328kg) と労働生産性の向上を実現した。 1人1時

間当たり搾乳量という指標でも、 435kgが539kgに向上し、 改善効果が顕著に認め

られた。 このような総体的な取り組みが評価され、 2月末に開催される全国大会

では北海道代表として発表する予定となっている。 


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