新潟県/小野 才吉
平成10年10月10日、新潟県をはじめとした畜産関係13団体で組織する新潟県畜 産振興協議会は、新潟市郊外西蒲原郡黒崎町にある道の駅(注)「新潟ふるさと 村」で「ふれあい畜産フェスタ」を開催した。今年度で第 3 回となる。 当日は台風9号の影響もあって時折強い雨が降るあいにくの天候であったが、 新潟市近郊に住む人や観光客など 1 万 1 千人余りの老若男女が入場した。 入場者には、スタッフが数日前から大鍋で煮込んで準備した「にいがた牛の芋 煮」が振る舞われ、先着500名には卵パックが無料プレゼントされた。 会場では、子牛、子豚、山羊等の家畜とのふれあいや、「子豚レース大会」、 「クイズラリー」、「家畜の絵コンテスト」等の楽しいイベントや、県内地域特 産畜産物の即売が行われた。 また、フェスタの一環として「ミルクフェスティバル」を同時に開催し、骨密 度測定を実施するなど参加者の健康チェックも行われたほか、牛乳、卵、食肉を 使った料理を紹介した小冊子の配布や、今年から取り組みの始まった「鶏卵の日 付等表示」に関するPR用パンフレットの配布が行われた。 消費者への単なる畜産物消費拡大運動から、畜産物の安全、安心、さらには人 の健康作り体作りとしての畜産物供給を正しく理解してもらう場として、大変に 意義深い催しであった。 (注)道の駅とは、建設省が平成5年度から整備を始めた高速道路のパーキング エリアの機能を持った一般道路の施設である。
【イベント等の案内板】 |
|
【子牛とのふれあい。】 |