鶏 肉

鶏 肉


◇図1:鶏肉の生産量◇


10月−106, 171トン (▲4. 9%) 

・2カ月前のえ付け羽数が前年同月比3.4%減等から、 引き続き前年同月を下
  回る

ブロイラー用ひなえ付け羽数−58, 549千羽 (▲3. 8%) 

・需要期の12月処理向けであることから、 4カ月ぶりの高い水準

・農水省統計情報部の出荷見通しでは前年同月比11月▲4%、 12月▲2%、 
  1月▲3% (11月上旬聞き取り) 


◇図2:鶏肉の輸入量◇


10月−44, 190トン (▲29. 8%) 

・ブラジル産等の急増で高水準であった前年同月を大幅に下回り、 卸売価格の低
  下もあり、 9年7月以降連続して前年を下回る

・中国産は、 18,273トン (▲19.8%) と、 5カ月連続で前年を下回る。 
  うち冷蔵品は1, 297トン (10. 2%) と3カ月ぶりの高い水準

・米国産は9,305トン (▲31.9%) 、 主力の骨付きのももが5,319
  トン (▲41. 8%) と3カ月連続で大幅な減少


◇図3:鶏肉の推定出回り量◇


10月−154, 928トン (▲5. 3%) 

・9年7月以降前年同月を下回って推移
・国産品は、 生産量の減少等から前年同月をやや下回る
・輸入品は、 9年7月以降前年同月を下回って推移


◇図4:鶏肉の推定期末在庫量◇


10月−109, 982トン (▲14. 6%) 

・9年8月以降、 前年同月を下回って推移
・輸入品は、 輸入量の減少等から4カ月連続で前年同月を下回る
・国産品は、 前月より約2, 000トン減少し対前年同月増加率は縮小


◇図5:国産鶏肉の卸売価格 (東京)◇


10月−もも肉547円/kg (▲15. 2%) 

・家計消費等の需要が弱いこと等から、 前年同月を引き続き下回るが、 例年に比
  べると少ない生産量等から、 前月よりも63円値を上げ、 低下率は縮小

むね肉264円/kg (▲15. 1%) 

・前月よりも18円値を下げ、 7年8月以来2年2カ月ぶりの低い水準


◇図6:輸入鶏肉の卸売価格◇


10月−中国産もも肉314円/kg (▲12. 8%) 

・輸入量が9年7月以降減少傾向だが、 国産相場の低下等を受け、 低下傾向で、 
  8年4月以来の低い水準

米国産骨付きもも肉266円/kg (▲4. 3%) 

・9カ月連続で前年同月を下回って推移


トピックス
平成9年度下期の鶏肉の需給・価格の見通し
農林水産大臣官房調査課

◇図7:鶏肉の1人当たり消費量◇


消 費

 平成9年度 (4〜8月) は、 家計消費が、 牛肉消費の回復等の減少要因がある
ものの、 地鶏や銘柄鶏の堅調な需要等もあり0. 6%増の1. 4kgとなって
いる。一方、加工・外食等消費が加工品仕向け量の減少等から2.1%減の3.1
kgとなっていることから、 全体では1. 2%減の4. 5kgとなっている。 

 9年度下期の鶏肉の消費量は、 家計消費量が、 牛肉消費の回復の影響等からわ
ずかに減少するとみられ、 加工・外食等消費量が、 加工品仕向けの減少等により
わずかに減少するとみられることから、 全体ではわずかに減少すると見込まれる。 

 生産量等については次のとおり。 




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