◎地域便り


空港リムジンバスの車体を使い、鹿児島黒牛、黒豚をPR

鹿児島県/長野 京子


 バス1台の前後面、両側面の全面に、黒牛、黒豚肉の写真と「安心・安全・美味 
鹿児島黒牛・黒豚」と書かれた鹿児島空港リムジンバスがお目見えした。

 鹿児島県黒牛黒豚銘柄販売促進協議会(会長:森口旻JA鹿児島県経済連会長)
が県外からの来訪者の目に触れやすい空港バスを使い、全国的に黒牛、黒豚の知
名度アップを狙い、3月下旬から始めたものである。バスは所要時間約1時間の鹿
児島空港と鹿児島市の間を1日2〜3往復している。

 空港周辺での鹿児島黒牛・黒豚PR作戦として、10数年程前に、九州縦貫自動車
道の鹿児島空港インターチェンジ入口に、鹿児島黒牛・黒豚を形どった大きな看
板が設置されていたが、今回のような動く広告は初めての試みである。

 また、当協議会では、9月6日を「鹿児島黒牛・黒豚の日」と定め、各種イベン
トを開催するなど日本一の黒牛・黒豚の生産県鹿児島からおいしさを全国に伝え
るため、多彩でち密なPRを展開している。

 さらに、国内にとどまることなく、昨年に引き続き、鹿児島県黒牛のステーキ
が日本航空国際線の機内食(昨年は1万食提供)として登場しており、鹿児島黒
牛のおいしさを海外の人にも味わっていただける良い機会となっている。

 鹿児島空港の所在地である姶良地域では、生産者の顔の見える「こだわり」の
黒豚づくりに取り組む霧島町黒豚生産者グループの「霧島黒豚会」が精力的に活
動している。去る4月29日の「肉の日」に合わせて、「黒豚ザ・ぎょうざ」の試
食会が、県内ブランド品を一堂に揃える県ブランドショップで行われた。このぎ
ょうざは、自家生産した黒豚肉と有機野菜を使い、国産小麦粉100%の皮、ミネ
ラルをたっぷり含んだ自然塩、しかも添加物が極めて少量というこだわりの逸品。
試食会場では「とてもジューシー」と好評で、今後、黒豚専門店を通じた自信作
の全国展開を予定している。

 「こだわりの鹿児島県黒牛・黒豚を是非多くの方に食べていただきたい!」そ
んな生産者や畜産関係者の思いをのせた空港リムジンバスが、今日も鹿児島空港
から出発している。
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【鹿児島と言えば「鹿児島黒牛・黒豚」とPR】

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