飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇

10月−1,983,379トン(▲5.3%)

・全畜種で前年同月を下回る。11年度累計では1.6%減。

・養鶏用は、成鶏用が4.9%、ブロイラー用が3.2%といずれも下回り、全体では
 4.3%下回る。

・養豚用は、肉豚用が6.2%、子豚用が7.0%といずれも下回り、全体では6.6%下
 回る。

・乳牛用は5.4%、肉牛用は5.3%といずれも下回る。


◇図2:とうもろこしの輸入価格◇

11月の輸入価格−11,487円/トン(▲12.3%)

・シカゴ相場が低水準で推移したことや、為替相場が円高で推移したことなどに
 より、前年同月をかなり大きく下回る。

 11月の輸入量−873,652トン(▲0.9%)

・米国産は864,709トン(12.0%)と前年同月をかなり大きく上回る一方、アルゼ
 ンチン産は1割以下、中国産は3割強まで減少。


◇図3:配合飼料の価格動向◇

9月−33,579円/トン(▲12.7%)

・7〜9月期の配合飼料価格は据え置かれたものの、原料価格が低水準で推移して
 いることなどから、引き続き前年同月をかなり大きく下回る。


トピックス

配合飼料価格、約800円/トン下げ


◇図4:副原料の輸入価格(CIF)◇

 全農は12年1〜3月期の配合飼料供給価格について、全国全畜種総平均トン当た
り約800円値下げすることを決定した(12月17日)。

 背景には、@とうもろこしのシカゴ相場が、米国の11年産豊作見通しから引き
続き低水準で推移していること、A為替レートが前期と比較して円高で推移して
いること、B副原料価格のうち大豆油かす及びこうりゃんは11月は前月に比べ上
昇したが、総じて低水準で推移していること等がある。

 これにより当該四半期の価格が、直前1年間の平均価格を下回ることから、引
き続き配合飼料価格安定制度による補てんは行われない。

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