10月−73,935トン（▲8.0％）
・と畜頭数の減少等から前年同月をかなり下回る。
・と畜頭数は、1,416千頭（▲7.3％）。11年度累計では、2.5％減少。
・平均枝肉重量（全国平均）は、74.6kg／頭（ ▲0.8％）と2カ月連続で前年同月
を下回る。
肉豚生産出荷予測
資料：農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」（平成11年11月30日公表）
10月−45,415トン（▲18.1％）
・冷蔵品は、15,145トン（20.1％）と前年同月を大幅に上回る。
・冷凍品は、デンマーク産の減少等から30,260トン（▲29.4％）となり、同国産
の増加した前年同月を大幅に下回る。
輸入見込数量（農畜産業振興事業団調べ）
10月の米国産−14,468トン（▲3.1％）
・冷蔵品は、9,605トン（14.0％）と3カ月連続で前年同月を上回る。
・冷凍品は、4,862トン（▲25.3％）と、6カ月連続で前年同月を下回る。
デンマーク産−9,494トン（▲49.6％）
・11年3月以降高水準の輸入量が続いたが、現地在庫の減少等を受けて8月から減
少し、今月は現地価格の低下などから輸入量が増加した前年同月を大幅に下回
る。
・冷凍品全体に占める割合は、31.2％に減少。
10月−133,421トン（▲2.2％）
・11年度累計では、1.9％増加。
・国産品は、74,718トン（▲6.4％）と3カ月連続で前年同月を下回る。
・輸入品は、58,703トン（3.6％）と4カ月連続で前年同月を上回る。
10月−426ｇ／人（▲1.1％）
・2カ月連続で前年同月を下回る。
・11年度累計では、1.7％の増加。
9月の加工仕向肉量−33,996（▲1.3％）
・国産品は、8,812トン（▲5.0％）と13カ月連続で前年同月を下回る。輸入品は、
25,184トン（0.0％）と前年同。
10月−69,833トン（▲9.5％）
・輸入品在庫は、53,476トン（▲14.3％）と7月の8万4千トンをピークに減少。5
カ月ぶりに前年同月を下回る。
・国産品在庫は、3カ月連続で前年同月を上回る。
10月−384円／kg（▲6.1％）
・と畜頭数は前年同月をかなり下回ったが、消費の低迷、輸入冷蔵品の増加等か
ら前年同月をかなり下回る。
11月（速報値）−346円／kg（▲11.7％）
・消費の低迷や米国産冷蔵品ロースの増加等にから、全農やハム・ソーセージ製
造業者等が自主的な買い入れを行ったが、おおむね安定基準価格（370円／kg）
を下回って推移した。
10月 冷凍品「うで」−388円（▲9.6％）
同 「もも」−434円（▲1.8％）
・うでは、前月よりも値を下げた。10年10月を除くと、10年3月以降前年同月を
下回って推移。
・ももは、前月よりも値を下げた。8年10月以降、前年同月を下回って推移。
10月 米国産「ロース」−637円／kg（▲11.5％）
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・米国産ヒレも9年10月以降前年同月を下回って推移。
10月デンマーク産「ばら」−476円／kg（▲8.1％）
・9年11月から24カ月連続で前年同月を下回る。
・冷凍品ロースは、デンマーク産、韓国産、米国産、カナダ産ともに、前年同月
を上回って推移。
豚肉の調整保管の実施について
農畜産業振興事業団は、豚肉価格安定緊急対策事業実施要領（平成11年12月7
日付け農林水産省畜産局長通達）に基づき、豚肉卸売価格の低迷に対処し価格の
安定を図るため豚肉価格安定緊急対策事業助成実施要綱を制定し、国産豚肉の調
整保管事業（市場等における買い上げ保管）に助成することとしました。
この事業は、事業主体である全国の区域をその地区とする農業協同組合連合会
及びハム・ソーセージ製造業者を構成員とし全国の区域をその地区とする中小企
業等協同組合が、中央卸売市場等で国産豚肉を買入れて保管し豚肉価格の安定を
図るものです。
保管数量は、12月分として1万3千頭以内とされています。
豚肉の卸売価格は、猛暑による発育停滞から出荷量が減少し、夏場から10月ま
では、例年に比較し堅調に推移したものの、その後、生産の回復に伴い低調に転
じました。
例年は、年末・年始の需要等から12月から卸売価格は上昇していますが、今年
は12月になっても、価格の低迷が続いているため、12月13日より調整保管（市場
等によるおける買上げ保管）が実施されることになりました。
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