1〜3月−624,883トン（0.3％）
・前年同期を下回って推移していたが、2月がうるう年だったこと等からほぼ前
年同期並み。
・今後の生産指標となる４月のえ付け羽数は、高卵価が続いてきたこと等から
10,084千羽（2.9％）と11カ月連続で前年同月を上回る。農林水産省統計情報
部のひな出荷見通しでは、前年同月比で、5月7％、6月0％、7月2％。（5月上
旬聞き取り）
4月−10,340トン（0.4％、殻付き換算）
・卵黄液は大幅に増加したものの、卵黄粉等の粉卵類の減少から前年同月並み。
4月−203円／kg（2.5％）
・引き続き前年同月を上回ったが、ひなえ付け羽数が増加傾向で推移してきたこ
とや、産卵率の増加等から生産量が増加しているとみられ軟調。
・標準取引価格190.01円／kgで、補てんはなし。
5月−181円／kg（▲5.7％）
・産卵率の増加等から、連休明け後、特に値下がりし、15カ月ぶりに前年同月を
下回る。
・標準取引価格176.67円／kgで、補てんはなし。
採卵鶏飼養戸数、引き続き減少
農林水産省が公表した「平成１２年家畜の飼養動向について（１２年２月１日
調査）」によると、飼養者の高齢化、後継者不足、悪臭等の環境面から小・中規
模飼養者層を中心に飼養中止があったことから、採卵鶏の飼養戸数は4,890戸
（▲3.6％）とやや減少し、成鶏めす飼養羽数は140,287千羽（▲2.0％）とわずか
に減少した。1戸当たりの飼養羽数は、28,700羽（1.6％）と引き続き増加した
（図4）。
県別飼養羽数を見ると、上位5県は、茨城県、千葉県、鹿児島県、愛知県、北
海道で、千葉県が鹿児島県を抜き2位となった。また、1戸当たりの飼養羽数の上
位5県は、青森県、岩手県、広島県、富山県、北海道で、岩手県、富山県につい
ては前年に比べ大幅に1戸当たりの規模が拡大した。引き続き環境問題等から、
比較的大消費地から離れた県で規模拡大が進む傾向がうかがわれる。
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