鶏 肉

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◇図1:鶏肉の生産量◇

1月−101,989 トン(7.6%)

・3カ月ぶりに前年同月を上回る。 12年度累計では0.9%増 。

ブロイラー用ひなえ付け羽数−49,815千羽(2.1%)

・2カ月連続で前年同月を上回る。12年度累計では0.5%減 。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、1月▲5%、2月▲1%、3月▲1%(2月上
 旬聞き取り)。


◇図2:鶏肉の輸入量◇

1月―40,394トン(2.6%)

・12年度累計では3.5%増 。
・中国産は19,984トン(3.6%)と前年同月をやや上回る。うち冷蔵品は、1,291
 トン(11.7%)と引き続き増加。
・12年度累計では中国産11.1%増、タイ産2.7%減、ブラジル産9.5%増、米国産
 10.0%減。

鶏肉の調製品輸入量−13,766トン(57.7%)

・引き続き高水準で推移しており、中国産、米国産の増加等から大幅に上回る。


◇図3:鶏肉の推定出回り量◇

1月−140,628トン(6.3%)

・12年度累計では0.7%増。
・国産品は、103,340トン(4.5%)。12年度累計では0.8%増。
・輸入品は、37,288トン(11.8%)。12年度累計では0.6%増。
・家計消費量は、291g/人(1.4%)と8カ月連続で前年同月を上回る。


◇図4:鶏肉の推定期末在庫量◇

1月−117,872トン(21.5%)

・国産品は、11年5月以降、おおむね前年同月を上回って推移。1月は20,602トン
(15.6%)とかなりの増加。
・輸入品は、輸入量が増加傾向で推移していることから、11年4月以降前年同月
 を上回って推移。1月は97,270トン(22.8%)と前年同月を大幅に上回る。
・全体では、11年5月以降、前年同月を上回って推移。


◇図5:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

1月−もも肉702円/kg(7.7%)

・6カ月連続で前年同月を上回る。

   むね肉216円/kg(1.9%)

・20カ月連続ぶりに前年同月を上回る。

2月−もも肉673円/kg(11.6 %)

・7カ月連続で前年同月を上回る。


◇図6:輸入鶏肉の卸売価格◇

1月−中国産もも肉247円/kg(▲9.5%)

・輸入価格の低下等から、11年5月以降、前年同月を下回って推移。

   米国産骨付きもも肉213円/kg(2.4%)

・12年12月に、11年6月以来19カ月ぶりに前年同月を上回る。


トピックス

13年度の生産量、輸入量ともに前年並みの見込み


 農林水産省生産局畜産部食肉鶏卵課は、2月26日に全国ブロイラー需給調整会
議を開催、13年度出荷計画に基づく13年度の需給見通し等が報告された。

 需要面については、家計消費量は前年度並みとしたが、加工・業務用はやや増
加することから需要量全体では1,785千トン(2.5%)と前年度よりやや増加する
と見込んでいる。供給面では、国内生産量、輸入量ともほぼ前年並みとみている
ため、供給量全体では1,788千トン(0.7%)となった。在庫は、供給量が需要量
を3千トン上回ることから、132千トン(2.3%)と前年度よりさらに増加すると
試算している。

 また、会議の中で関連団体等からは、・消費の実態を踏まえた需給見通しの必
要性、・調整品が増加する中、加工品にも原産国の表示を付ける提案、・価格が
低迷しているむね肉について、輸出や熟成むね肉への取り組み、・自給率の向上、
競争力強化のための行政及び業界関係者への協力支援を求める意見等が述べられ
た。

表 13年度出荷計画に基づく13年度需給見通し
(骨付きベース)
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 資料:全国ブロイラー需給調整会議資料

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