10月−78,068トン（5.6％）
・と畜頭数は前年同月をやや上回り1,474千頭（4.1％）。年度累計では9,414千頭
（▲1.1％）。
・平均枝肉重量（全国平均）は、引き続き前年同月を上回り75.6kg／頭（1.4％）。
肉豚生産出荷予測
資料：農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」（平成12年11月30日公表）
10月−52,191トン（14.9％）
・冷蔵品は16,748トン（10.6％）と、前年同月をかなり上回る。12年度累計では
6.6％増。
・冷凍品は35,382トン（16.9％）と引き続きデンマーク産の増加から、前年同月
を大幅に上回る。12年度累計では8.1％減。
輸入見込数量
１０月の米国産−16,378トン（13.2％）
・冷蔵品は11,386トン（18.5％）と前年同月を大幅に上回る。冷凍品も、4,962ト
ン（2.1％）とわずかに増加。12年度累計では8.0％増。
デンマーク産−17,103トン（80.2％）
・3カ月連続で大幅に上回る。12年度累計では6.8％減。
・韓国産の代替とし、カナダ産9,515トン（10.8％）、フランス1,716トン（109.0
％）等が増加。
10月−132,828トン（▲0.4％）
・国産品は、78,343トン（4.9％）と前年同月をやや上回る。12年度累計では496,316トン（▲1.1％）。
・輸入品は、54,485トン（▲7.2％）と3カ月ぶりに下回る。12年度累計では380,
434トン（0.1％）。
・合計では12年度累計で876,750トン（▲0.6％）。
10月−431g／人（1.2％）
・1人当たりの金額は引き続き下回っているものの、数量は4カ月連続で前年同月
をわずかに上回る。
9月の加工仕向肉量−36,390トン（7.0％）
・輸入物の増加から2カ月連続で前年同月を上回る。12年度累計では207,964トン
（1.5％）とわずかに増加。
・国内物は、8,745トン（▲0.8％）と引き続き減少傾向で推移。輸入物は、
27,645トン（9.8％）と引き続き増加傾向で推移。
10月−91,045トン（30.4％）
・輸入品在庫は、4月以降7万トン台で推移し、10月は73,255トン（37.0％）と前年
同月を大幅に上回る。
・国産品在庫は、月ごとに見ると5月をピークに減少しているが、7月以降4カ月連
続で前年同月を上回り10月は17,790 トン（8.8％）。
・合計では、前月に比べ2,600トン程度減少したものの3カ月連続で上回る。
10月−384円／kg（0.0％）
・10月後半は、12年度の安定基準価格365円／kgを下回って推移し、平均では、前
年同月並み。
10月30日から調整保管を開始。
11月−363円／kg（4.9％）
・10月30日以降、調整保管が実施され、安定基準価格並みで推移した。
１０月 冷凍品「うで」−368円（▲5.2％）
同 「もも」−392円（▲9.7％）
・うでは、10年3月以降、10年10月を除き、前年同月を下回って推移。
・ももは、8年10月以降、12年4月を除き、前年同月を下回って推移。
10月 米国産「ロース」−637円／kg（0.0％）
・9年10月以降、前年同月を下回って推移していたが10月は前年同月並み。
10月 デンマーク産「ばら」−484円／kg（1.7％）
・9年11月以降、前年同月を下回って推移していたが、8カ月連続で前年同月を上
回る。米国産、カナダ産についても引き続き前年同月上回る。
豚の産出額引き続き減少
農林水産省が12月5日に公表した「平成11年農業産出額及び生産農業所得」によ
ると、畜産部門の総産出額は2兆2,547億円（▲0.4％）と前年並みとなった。豚の
産出額は、4,751億円（▲3.6％）と前年に比べやや減少した。豚の産出額は、昭和
57年の9,111億円をピークに年々減少を続けている。これは、生産量が減少傾向に
あることや、輸入量の増加、消費の停滞等により、価格が低下傾向にあるためで
ある。
最近10年間の推移を見ると、平成2年に比べ11年は、生産量は20％弱減少、卸売
価格も10％程度低下していることから、産出額は25％程度減少している。逆に輸
入量は加工原料用を中心に増加傾向にあり、75％の増加、輸入金額は34％増加し
ている。
加工原料用の豚肉については、総量はあまり大きな変動はないものの、輸入品
はシェアを伸ばし続けている。また、チルドの輸入も増加しており、家計消費で
も、輸入豚肉の消費は増加傾向にあるものと思われる。
元のページに戻る
月報「畜産の情報(国内編）の目次に戻る