牛 肉・肉用子牛

牛 肉



◇図1:牛肉の生産量◇

8月−28,473トン(▲3.8%)

・12年4月以降、前年同月をほぼ下回って推移。
・13年度累計では2.3%減。
・枝肉重量は、わずかに増加。


◇図2:牛のと畜頭数◇

8月の和牛−42,916頭(▲5.7%)
   乳牛−54,987頭(▲4.2%)

・和牛は、去勢、めすともにおおむね前年同月を下回って推移。
・乳牛のうち、去勢は12年4月以降、17カ月連続で前年同月を下回る。7月は2.
 3%減。めすも減少傾向で推移し、7月は6.1%減。


◇図3:牛肉の輸入量◇

8月−57,481トン(0.5%)

・冷蔵品は4.1%下回る。冷凍品は7.1%上回る。
・13年度累計では、8.2%減。うち冷蔵品は2.3%減、冷凍品は13.5%減。

輸入見込数量(事業団調べ)



◇図4−1:米国からの牛肉輸入量◇

◇図4−2:豪州からの牛肉輸入量◇

8月の米国産−26,145トン(▲2.0%)

・冷蔵品は7.8%減、13年度累計では5.6%減。
・冷凍品は4.3%増、13年度累計では24.4%減。

   豪州産−27,754トン(1.6%)

・冷蔵品は0.6%減、13年度累計では0.1%減。
・冷凍品は6.2%増、13年度累計では2.1%増。


◇図5:牛肉の推定出回り量◇

8月−94,913トン(2.8%)

・国産品は、0.6%増。13年度累計では0.7%減。
・輸入品は、8月は3.8%増。13年度累計では1.4%増。
・合計では13年度累計で0.7%増。


◇図6:牛肉の家計消費量(1人当たり)◇

8月−258g/人(▲0.4%)

・9年12月以降、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移。
・13年度累計では5.3%減
・9月の食肉の購買動向(POS情報)を見ると、BSEの影響から牛肉は前年同月
 を大幅に下回ったが豚肉、鶏肉は上回る(巻末資料参照)。


◇図7:牛肉の推定期末在庫量◇

8月−93,022トン(▲16.0%)

・5カ月連続で前年同月を下回る。
・国産品は13,207トン(▲2.8%)。
・輸入品は5カ月連続で前年同月を下回り79,815トン(▲17.8%)。


◇図8:牛肉の卸売価格(東京、省令)◇

8月−1,171円/kg(4.5%)

・11年10月に22カ月ぶりに前年同月を上回り、以降上回って推移。

9月−1,056円/kg(▲5.1%、速報値)

・BSEの影響から後半に下落し、23ヵ月ぶりに前年同月を下回る。


◇図9:牛肉の卸売価格(東京、和牛去勢)◇

8月のA5−2,367円/kg(▲2.9%)

・10年10月以降おおむね弱保合いで推移。

   A3−1,501円/kg(▲1.5%)

・12年10月以降はおおむね前年同月を上回って推移。A2は、11年10月以降おお
 むね上回って推移しており、8月は4.6%上回る。

9月のA5−2,278円/kg(▲4.6%、速報値)
   A3−1,406円/kg(▲4.6%、速報値)


◇図10:牛肉の卸売価格(東京、乳去勢・F1去勢)◇

8月の乳去勢B2−686円/kg(▲6.5%)

・4カ月連続で前年同月を下回る。

   F1去勢B3−1,296円/kg(1.4%)

・12年10月以降はおおむね前年同月を上回って推移。B2は3.2%上回る。

9月の乳去勢B2−616円/kg(▲22.8%、速報値)
  F1去勢B3−1,157円/kg(▲6.5%、速報値)


◇図11−1:米国産牛肉の仲間相場◇

◇図11−2:豪州産牛肉の仲間相場◇

8月の米国産冷蔵リブアイロール2,139円/kg(21.2%)

・9カ月連続で前年同月を上回る。

   豪州産冷蔵グラス・フルセット−523円/kg(27.3%)

・8カ月連続で前年同月を上回る。



肉用子牛

◇図12:肉用子牛(黒毛和種)の市場取引価格◇

8月の頭数−19,706頭(▲15.2%)

・12年度は合計で4.5%増となったが、13年5月以降4カ月連続で前年同月を下
 回る。13年度累計では3.2%減。

8月の価格−370千円(▲1.1%)

・10年9月以降、おおむね前年を上回って推移してきたが、13年5月以降4ヵ
 月連続で前年同月を下回る。


◇図13:肉用子牛(褐毛和種)の市場取引価格◇

8月の価格−284千円(27.3%)

・12年9月以降、12カ月連続で前年同月を上回る。


◇図14:肉用子牛(ホルスタイン)の市場取引価格◇

8月の子牛価格−85千円(7.9%)

・12年1月に28カ月ぶりに前年同月を上回り、以降20カ月連続で上回る。8月は
 かなりの程度上回る。

   ヌレ子価格−40千円(25.8%)

・29カ月連続で前年同月を上回る。8月も引き続き大幅に上回る。


◇図15:肉用子牛(F1)の市場取引価格◇

8月の子牛価格−215千円(28.8%)

・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下したが、12年3月に31カ月ぶりに
 前年同月を上回る。以降18カ月連続で上回る。

   ヌレ子価格−121千円(39.8%)

・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、低水準で推移していたが、11年11月
 以降は前年同月を上回って推移。

◇図16:乳用牛への黒毛和種の交配状況(全国平均)◇

平成12年10〜12月−30.5%

・北海道14.0%、都府県43.2%

平成13年1〜3月−30.6%(中間集計)

・北海道15.2%、都府県42.7%
・乳用牛への黒毛和種の交配状況は、全国平均は増加傾向で推移していたが平成
 10年7〜9月の39.0%を最高に減少傾向になった。

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