鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

5月ー100,923トン(2.4%)

・5月は前年同月を5ヵ月連続で上回った。

ブロイラー用ひなえ付け羽数-51,092千羽(2.7%)

・前年同月をわずかに上回る(2.7%)。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、6月3%、7月▲1%、
 8月▲7%(6月上旬聞き取り)。


◇図2:鶏肉の輸入量◇

5月―35,938トン(▲21.1%)

・中国産は5月は6,810トン(▲35.4%)と5月12日より鳥インフルエンザによ
  る輸入一時停止により前年同月を大幅に下回った。
 うち冷蔵品は、40トンと低水準。
・タイ産は前年同月をかなり大きく下回り12,338トン(▲15.0%)と低水準
  で推移。
・米国産は3,124トン(17.7%)と前年同月を大幅に上回る。
・ブラジル産は前年同月を大幅に下回るものの前月を大幅に上回り、13,443
  トン(▲24.1%)。
・全体としては、前年同月を大幅に下回り、35,938トンに止まった。


◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

5月ー13,566トン(▲27.6%)

・全体のかなりの部分を占める中国産(▲42.1%)が一部認定工場からの輸入
  は認められているものの大幅に減少し、タイ産(10.6%)がかなりの程度上
  回ったが全体で27.6%下回る。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

5月―146,354トン(5.7%)

・国産品は、100,032トン(1.7%)。
・輸入品は、46,322トン(15.6%)。
・全体では前年度を5.7%上回る。


◇図5:鶏肉の家計消費量(1 人当たり)◇

5月ー303g/人(▲4.1%)

・ゴールデンウイークでの需要の伸びが望めなかったことにより8ヵ月連続で
 前年同月をやや下回った。

4月の加工仕向肉量ー4,325トン(▲5.9%)

・輸入鶏肉の在庫減により、輸入物の加工仕向量が減少している。
・国内物は2,986トン(2.1%)、輸入物は1,340トン(▲20.0%)と輸入物の
 減少が大きい。


◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

5月ー102,292トン(▲27.1%)

・国産品は、14年7月末から11ヵ月連続で前年同月を上回り、
 5月は25,526トン(19.0%)。
・輸入品は、輸入量が9ヵ月連続で前年同月を下回ったため、在庫量も減少し、
 5月は76,766トン(▲35.4%)。


◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

5月ーもも肉552円/kg(▲14.8%)

・前年同月をかなり大きく下回り、年明け以降値下がりが続いている。

   むね肉192円/kg(▲19.3%)

・12ヵ月連続で前年同月を大幅に下回っているものの、5月12日以降中国から
 の鶏肉の一時停止により市況は上向きを見せている。

6月ーもも肉524円/kg(▲16.8%)

・前年同月をかなり大きく下回り、年明け以降値下がりが続いている。

   むね肉212円/kg(▲6.2%)

・13ヵ月連続で前年同月を大幅に下回っているものの、5月12日以降中国から
 の鶏肉の一時停止により市況は上向きを見せ、前月をかなりの程度上回る。


◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

5月ー中国産もも肉256円/kg(▲17.4%)

・国産品志向により14年6月以降12ヵ月連続で前年同月を下回るものの、鳥イ
 ンフルエンザによる5月12日からの輸入一時停止により、急騰している。

     米国産骨付きもも肉289円/kg(▲2.7%)

・12年12月以降、24ヵ月連続で前年同月を上回ったが、14年12月以降
 6ヵ月連続で下回る。

6月ー中国産もも肉310円/kg(6.2%)

・鳥インフルエンザによる5月12日からの輸入一時停止により、13ヵ月ぶりに
 前年同月を上回り急騰している。



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