鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

9 月−103,268トン(0.7%)

・ 9 月は前年同月とほぼ同水準となった。
・国産品在庫は、21,614トン(▲11.5%)と前年同月をかなりの程度下回った。

ブロイラー用ひなえ付け羽数−54,511千羽(2.7%)

・前年同月よりわずかに増加した。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、10月▲ 3 %、11月▲ 1 %、
  12月▲ 2 %となっている(10月上旬聞き取り)。

◇図2:鶏肉の輸入量◇

9 月−44,024トン(29.9%)

・中国からの輸入は、インフルエンザの発生などで輸入量が抑えられ、503トン(▲94.4%)となった。
・タイ産は17,809トン(34.1%)と、中国産の代替として大幅に前年同月を上回った。
・骨付きを主とする米国産は4,928トン(63.9%)と前年同月を大幅に上回った。
・ブラジル産も19,817トン(137.3%)とタイと同様に中国産の代替として前年同月を大幅に上回った。

◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

9 月−18,934トン(19.9%)

・全体の約半数を占める中国産が8,285トン(▲12.9%)とかなり前年同月を大きく下回り、
  タイ産、米国産が台頭したものの、全体として前年同月を大幅に下回った。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

9 月−145,648トン(2.8%)

・国産品は、104,711トン(0.7%)。
・輸入品は、40,937トン(8.7%)。



◇図5:鶏肉の家計消費量( 1 人当たり)◇

9 月−275g/人(▲9.8%)

・冷夏の影響で、家計消費の季節的変動が現れず、前年同月をかなり下回った。 

8 月の加工仕向肉量−3,901トン(▲14.4%)

・国内物は3,071トン(3.5%)、輸入物は830トン(▲48.8%)と
  中国産鶏肉の輸入一時停止により輸入物の減少が大きい。

◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

9 月−105,921トン(▲20.5%)

・国産品は、21,614トン(▲11.5%)とかなり大きく前年同月を下回った。
・輸入品は、 8 カ月連続で前年同月を下回り 9 月は84,307トン(▲22.6%)。

◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

9 月−もも肉551円/kg(▲13.2%)

・もも肉の品薄感から徐々に値を上げているものの前年同月をかなりの程度下回った。

   むね肉224円/kg(8.2%)

・前年同月をかなりの程度上回った。 
  5 月12日以降中国からの鶏肉の一時停止により市況は上向きを見せている。

10月−もも肉597円/kg(▲8.0%)

・前年同月を大幅に下回ったが、前月から46円上回り、値上がりした。

   むね肉206円/kg(0.0%)

・ 8 月以降 4 カ月連続で前年同月をほぼ上回って推移した。


◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

9 月−米国産骨付きもも肉319円/kg(9.2%)

・中国産の輸入一時停止により、輸入品の値上がりが続いている。

10月−米国産骨付きもも肉320円/kg(9.6%)

・ 8 月17日からの処理されたものにつき中国産の輸入一時停止は解除されたが、
  輸入品の値上がりが続いている。

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