豚 肉



◇図1:豚肉の生産量◇

3 月― 70,919トン(2.0%)

・と畜頭数は、前年同月並みの1,320千頭(1.3%)。
 14年度累計では16,264千頭(0.4%)。 

肉豚生産出荷予測

資料:農林水産省生産局畜産部「肉豚生産出荷予測」(平成15年4月30日公表)


◇図2:豚肉の平均枝肉重量(全国平均)◇

3 月― 76.8Kg(0.6%)

・14年4月以降、おおむね前年同月を上回って推移。
・14年度平均では0.6%増。10年度以降、平均枝肉重量は増加傾向にある。


◇図3:豚肉の輸入量◇

3 月― 33,200トン(▲31.0%)

・14年 8 月 1 日から発動していた関税の緊急措置が15年 3 月末で解除。 
 4 月から通常の関税率に戻るため輸入が抑制され大幅に減少。
・冷凍品は、カナダ産、デンマーク産が大幅に減少し合計では20,781トン(▲36.6%)。
 14年度累計では9.7%増。
・冷蔵品は、米国産、カナダ産が大幅に減少し、合計では12,415トン(▲18.7%)。
 14年度累計では3.6%減。


◇図4−1:米国からの豚肉輸入量◇

3 月の米国産ー 13,887トン(▲4.1%)

・冷蔵品は、8,584トン(▲14.0%)。
 14年度累計では3.1%減。
・冷凍品は、5,304トン(18.9%)。
 14年度累計では8.1%増。


◇図4−2:デンマークからの豚肉輸入量◇

3 月のデンマーク産ー 6,116トン(▲63.2%)

・14年度累計では2.4%増。


◇図5:豚肉の推定出回り量◇

3 月−109,464トン(▲2.2%)

・国産品は、71,270トン(2.5%)。
 11年度以降、生産量の減少とともに前年度を下回って推移。
 14年度累計では前年並み。
・輸入品は、38,194トン(▲10.0%)。
 10年度以降、輸入量の増加に伴い前年度を上回って推移。
 14年度上期はBSEによる牛肉の代替需要等でかなり大きく増加し、
 14年度累計では10.1%増。
・合計では14年度累計で4.6%増。


◇図6:豚肉の家計消費量( 1 人当たり)◇

3 月−428g/人(▲7.5%)

・前年は牛肉からの代替需要等で消費は多かったが、
 おおむね例年ベースに戻ったためかなりの程度下回る。
・14年度累計では1.2%増。

2 月の加工仕向肉量−27,516トン(▲1.4%)

・国内物は、5,178トン(▲19.0%)。
・輸入物は、22,338トン(3.8%)。


◇図7:豚肉の推定期末在庫量◇

 3 月―141,591トン(▲1.4%)

・輸入品在庫は、輸入量の減少から在庫の取り崩しが進み、 
 3 月は121,903トン(▲4.0%)。
・国産品在庫は、 3 月はわずかに在庫の取り崩しが進み19,688トン(18.7%)。
 9 カ月連続で前年同月を上回る。
・合計では7カ月ぶりに前年同月を下回る。


◇図8:豚肉の卸売価格(東京・省令)◇

3 月― 435円/Kg(▲13.5%)

・ 6 カ月連続で前年同月を下回る。

4 月― 422円/Kg(▲18.8%)

・前年は牛肉代替需要等により高値で推移。
 今年は例年の相場に戻ったためかなり大きく下回る。


◇図9:国産豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

3 月   冷凍品「うで」― 393円(▲15.7%)
    同 「もも」― 395円(▲18.7%)

・うで、ももともに14年10月以降 6 カ月連続で下回る。


◇図10:輸入豚肉の仲間相場(冷蔵品)◇

3 月  米国産「ロース」ー676円/Kg(▲1.6%)

・14年 4 月以降、おおむね前年同月を下回って推移。


◇図11:輸入豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

 3 月 デンマーク産「ばら」ー529円/Kg(▲0.8%)

・14年 3 月以降おおむね前年同月を下回る。
 カナダ産については、14年 3 月以降13カ月連続で下回る。


◇図12:輸入豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

3 月 カナダ産「うで」ー321円/Kg(▲13.0%)

・14年3月以降13カ月連続で前年同月を下回る。
 米国産についても13カ月連続で下回る。

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