鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

2 月−106,547トン(1.6%)
・ 2 月は前年同月を1.6%上回り、14年度累計で0.8%増。
ブロイラー用ひなえ付け羽数−49,422千羽(2.6%)
・前年同月をわずかに(2.6%)上回る。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、 3 月▲ 1 %、 4 月▲ 2 %、 5 月 3 %( 3 月上旬聞き取り)。

◇図2:鶏肉の輸入量◇

2 月−33,327トン(▲28.1%)
・中国産は 2 月は7,655トン(14.6%)に止まった。うち冷蔵
品は、89トンと引き続き低水準。
・タイ産は前年同月を大幅に下回り12,969トン(▲29.9%)と低水
準で推移。
・米国産は2,959トン(▲43.8%)と前年同月を大幅に下回る。
・ブラジル産は前月および前年同月を大幅に下回り、9,444トン
(▲38.6%)。
・全体としては、前年同月を大幅に下回り、33,327トンに止まった。

◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

2 月−12,825トン(▲12.1%)
・全体の殆どを占める中国産(▲11.9%)とタイ産(▲11.2%)が
ともに前年同月をかなり大きく下回ったため、全体で12.1%下回る。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

2 月−141,523トン(▲0.8%)
・国産品は、103,975トン(1.3%)。
・輸入品は、37,548トン(▲6.4%)。
・14年度累計では1.5%減。

◇図5:鶏肉の家計消費量( 1 人当たり)◇

2 月−285g/人(▲8.6%)
・BSEによる牛肉の代替需要による増加が望めないことと、調製品の増加等
により前年同月をかなりの程度下回り、 2 月は減少傾向となった。
1 月の加工仕向肉量−3,430トン(2.1%)
・国産鶏肉の在庫増により、加工仕向量が増加している。
・国内物は2,201トン(9.1%)、輸入物は1,228トン(▲8.4
%)と輸入物の減少が大きい。

◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

2 月−125,793トン(▲1.7%)
・国産品は、14年 7 月末から 8 カ月連続で前年同月を上回り、
 2 月は22,612トン(23.4%)。
・輸入品は、衛生問題等により国産品にシフトしているため高い水準で推移
しており、 2 月は103,181トン(▲5.9%)。

◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

2 月−もも肉690円/kg(0.4%)
・前年同月とほぼ同水準となったが、年明け以降値下がりが続いている。
    むね肉210円/kg(▲27.8%)
・ 9 カ月連続で前年同月を下回り、昨年を大幅に下回り、値下がりが続い
ている。
 3 月−もも肉644円/kg(▲0.9%)
・年明け以降値下がりが続いている。
    むね肉195円/kg(▲27.9%)
・10カ月連続で前年同月を下回り、昨年を大幅に下回り、値下がりが続いて
いる。

◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

2 月−中国産もも肉220円/kg(▲38.0%)
・13年 3 月以降上回っていたが、在庫量の増加により 9 カ月連続で
下回る。14年 1 月以降値下がりが続いている。
   米国産骨付きもも肉288円/kg(▲8.9%)
・12年12月以降、24カ月連続で前年同月を上回ったが、
 14年12月以降 3 カ月連続で下回り、値下がりが続いている。


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