★ 機構から


鳥インフルエンザについて

調査情報部



 鳥インフルエンザについての基礎的な情報を簡単にまとめたので紹介します。より詳細な情報については、農林水産省や厚生労働省などのホームページをご参照ください。

◆◆鳥インフルエンザとは?◆◆

・A型インフルエンザの一種であるが、トリのウイルスは人のインフルエンザウイルスと異なったウイルスである。

・鳥インフルエンザのうち、死亡率が高いか、ウイルスが変化して死亡率が高くなる可能性のある特定のウイルスによるものを「高病原性鳥インフルエンザ」(例:H5、H7亜型)という。

◆◆人への感染は?◆◆




◆◆鳥インフルエンザウイルスは熱に弱い◆◆



 鳥インフルエンザウイルスは適切な加熱により死滅することが知られている。世界保健機構(WHO)は、食品の中心温度を70℃にまで加熱することを推奨している。

◆◆日本での発生状況◆◆

・山口県阿武郡阿東町の採卵鶏農場で、1月12日、国内では1925年以来79年ぶりとなる高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された。
・発生農場における飼養鶏全羽の殺処分、消毒、周辺農場における移動制限などの防疫措置を実施。
・山口県の発生農場における殺処分、死亡鶏、糞等の埋却および農場の消毒は1月21日に終了したことから、発生農場からウイルスが拡散する心配はない。
・大分県玖珠郡九重町で2月17日、新たに高病原性鳥インフルエンザの発生が確認された。
・発生農場および発生農場から30km以内の周辺農場で生産された鶏卵・鶏肉は出荷されていないため、

※山口県内の移動制限は、2月19日午前0時に解除された。

◆◆海外での発生状況◆◆

 米国(83年)、メキシコ(93年)、オーストラリア(75年、76年、83年、92年、94年、97年)、イタリア(97年、99年)、オランダ・ベルギー・ドイツ(2003年)のほか、最近のアジア等での発生状況および発生に伴う生きた家きん等の輸入停止措置は以下のとおりである。



 このほか、イタリア(2002年10月23日〜)、パキスタン(2004年1月27日〜)からの輸入が停止されている。


 発生国からの輸入停止措置は、家畜伝染病としての鳥インフルエンザの進入を防ぐための措置である。



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