◎地域便り


群馬県 ●豚枝肉が、焼肉やソーセージになるまでの小さな「親子クッキング教室」

群馬県/内山 実砂



豚枝肉のカッティング(デモンストレーション)

 8月28日、夏休み明け前の最後の日曜日。(社)全国食肉学校では、親子で「食肉」に親しんでいただくための楽しい食肉クッキング教室を開催しました。

 日頃食べている食肉が、どのような作業工程を経て焼肉やソーセージのような「加工品」になるのかを、豚枝肉の脱骨工程からスタートし、「ロース」、「ばら」や「もも」に分割され、最終的に焼肉商品やソーセージに“変身”してゆく姿を、地元の幼稚園児から小学生を含めたご家族に知っていただくことを目的として、「親子クッキング教室」を実施しました。

 食肉に関するクッキング教室は、今や全国各地の畜産関連団体などで開催されているが、その多くは「部分肉→精肉・加工品」という一部分的ステージ。

 本校の親子クッキング教室の特徴は、豚枝肉からじっくり観察し、よく触っていただく点が特徴。じっくり時間をかけて豚肉という食材の原姿を考えてもらうのが狙いです。

 参加者は、地元玉村町や伊勢崎市、前橋市を中心とした13家族50名。「豚枝肉脱骨・大分割」は、本校の講師によるデモンストレーション。目の前で手際よく「ロース」や「ばら」の部分肉に分割されていくシーンには、驚嘆の声が上がりました。玉村町から参加した杉山さん親子のお母さんからは、「たくさんの作業手順を経て、お肉になるのを初めて知りました。」、加奈子ちゃん(小6)からは、「こんなにたくさんの骨がでてビックリした。」という声をいただきました。


豚カツ用のカットに挑戦

みんなで「コネコネ」楽しいな

 そして、親子でチャレンジしたのは、「豚肉ハンバーグづくり」や「手作りソーセージづくり」。最後は、自分たちで作ったハンバーグやソーセージを、群馬県産のお米「ゴロピカリ」で作ったおにぎりと一緒に、校庭でバーベキューにトライしました。

「毎日の食卓に、畜産物がある健康で潤いのある食生活」。それが、全国食肉学校の願いでもあります。そして、食材の原姿に関する感性を持つことも大切な要素と考えました。明日の日本を背負っていく子供たちが、単純に“お肉”を捉えるのではなく、まず枝肉があって、それが部分肉に分割処理され、さらに焼肉用などの「精肉」に、さらにはハム・ソーセージに「加工品」に“大変身”してゆく姿を「一連の処理工程として理解」してもらい、それが畜産に関する食育の一歩になれば、これほど嬉しいことはありません。

 小さな小さなクッキング教室ですが、今後も、自負心と誇りを持って食と畜産を結び付ける機会にしたいと考えています。


ソーセージができた


みんなで作ったソーセージやカットした豚肉でバーベキュー


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