出荷式が開催され、輸出第1便が出発 株式会社岩手畜産流通センター(以下「いわちく」という。)は、平成21年10月26日、岩手県産黒毛和牛「いわて牛」のシンガポール向け輸出第1便となる出荷式を行い、海外輸出を開始した。
国内4カ所目の対シンガポール輸出牛肉取扱施設として認定、
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【シンガポールへ輸出される「いわて牛」】
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いわちくは、北東北3県の共催による現地百貨店での「東北フェア」(12月)の開催など、「いわて牛」の販売促進活動に積極的に取り組む予定だ。
同社企画管理課の佐藤課長は「シンガポールには既に日本から牛肉輸出が行われており、今後は産地間競争も始まるのではないかと考えている。弊社としては、岩手県と協力しながら、牛肉、米、水産物など、岩手を総合的に売り出し、知名度の向上を図りたい」と意気込みを語ってくれた。
さらに、同氏は「国内牛肉消費の低迷により、特に高級部位の消費が落ち込んでいるが、輸出事業を推進し、新たな販路開拓を図ることで、生産者意欲の向上を図るとともに、(定期的な査察も行われるため)施設の衛生水準の向上に繋げていきたい」と話し、今後も輸出事業を推進していきたいとしている。
協力:株式会社岩手畜産流通センター
岩手県農林水産部流通課
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