月報「畜産の情報」

2009年5月


ALIC


Monthly

目 次


【話題】

時代が求める畜産の構造的転換
株式会社 農林中金総合研究所 特別理事 蔦谷 栄一


【需給動向】

-国 内-

◇牛 肉 20年10〜12月の全国の乳用牛への黒毛和種交配状況は、前期より減少

◇豚 肉 豚肉の家計消費は好調だが、依然多くの国産品在庫を抱える

◇鶏 肉 平成21年度のブロイラー需給見通し、国内生産量は前年並み

◇牛乳・乳製品 牛乳価格値上げに伴い、成分調整牛乳の消費が急増(POS)

◇鶏 卵 鶏卵の表示に関する公正競争規約が認定

◇飼料 平成21年4月〜6月期の配合飼料供給価格は、約4,200円の値下げ
-海 外-

◇牛 肉
米 国
E U
豪 州 牛肉輸出量は2009年3月まで前年実績を上回る水準で推移
N Z 2008/09年度牛肉輸出量は減少するものの、輸出額は増加の見込み
 
◇豚 肉
米 国
E U 2008年の豚肉輸出量はドイツが22%増、デンマークは1%減
◇鶏 肉
米 国 好調な米国の鶏肉輸出に構造変化の兆し
タ イ 2008年の鶏肉生産量はわずかに増加、調製品の輸出も好調
ブラジル
 
◇牛乳・乳製品 
米 国 米国の乳製品貿易は再び輸入超過へ
E U 価格支持政策の実施により域内市場が好転の兆し
豪 州 DA、2008/09年度の生乳生産量見込みを前年度並みと下方修正
N Z 2008/09年度生乳生産量は前年度を5%程度上回る見込み
 
◇飼料穀物
ロシア、ウクライナ、豊作で過去最高となる小麦輸出量
-輸出ブランド-

香港に飛ぶ宮城の赤豚


【需給解説】

豚肉の需給の現状と販売意向調査の結果について
〜21年度上期は国産豚肉の販売増加を期待〜

食肉生産流通部 食肉需給課長 藤野 哲也
           課長補佐 北村 徹弥


【調査・報告】

豪州における牛肉生産見通しについて
〜干ばつ被害から立ち直り増産へ〜

調査情報部 調査課長 瀬島 浩子
畜産振興部 畜産振興第一課 課長補佐 信戸 一利
(現 農林水産省生産局 畜産部 食肉鶏卵課)

2009年米国畜産物の需給見通し −米国農業観測会議より−
調査情報部 情報課 課長補佐 齋藤 邦明
ワシントン駐在員事務所 中野 貴史


【海外駐在員レポート】

米国における乳製品の消費動向と乳業の構造変化の動き
ワシントン駐在員事務所 郷 達也、中野 貴史

世界有数の穀物輸出国に成長したパラグアイ
ブエノスアイレス駐在員事務所 松本 隆志、石井 清栄


【海外トピックス】

◇北 米
カナダ政府、繁殖豚とう汰支援事業の対象を拡充
◇欧 州
欧州委、2015年までの農産物市場の中期見通しを公表
◇オセアニア
輸出検査手数料負担をめぐり業界団体が異論(豪州)
◇アジア
2008年豚肉調製品輸出量は大幅に増加(タイ)
◇南米
厳しい経営環境の中、生乳生産量が減少の恐れ(アルゼンチン)



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