需給動向 国内

◆鶏 肉◆

鶏肉在庫量は減少も、国産もも肉以外の価格は低調に推移


◇絵でみる需給動向◇


 当機構調べの推定期末在庫量を見ると、21年12月は、国産品が前年同月比10.1%減の3万1千トン、輸入品が同40.0%減の8万5千トンとなり、合計で11万6千トン、前年同月比では34.2%減と大幅な減少となった。

 これに対し、推定出回り量を見ると、国産品は前年同月比1.6%減の13万3千トン、輸入品は同15.0%増の3万7千トンとなり、合計で17万トン、前年同月比では1.6%増と、2カ月連続の増加となった。

 国産品の卸売価格については、もも肉が上昇傾向にあり、1月はキログラム当たり674円(前年同月比2.3%高)となる一方、むね肉は同210円(同37.1%安)と対照的に推移している。

 輸入品については、ブラジル産もも肉がキログラム当たり387円と、前年同月比では5.0%高となっているものの、前月を7円下回るなど、輸入もも肉は横ばいまたは下落傾向にある(図4)。

 このように、国内の在庫調整が順調に進んでいる中、卸売価格については、国産もも肉のみが値を上げている。その要因としては、低価格志向や鍋需要等により、国産もも肉の需要がある中で、業務・加工用として利用されることの多いむね肉の需要が振るず在庫を抱えていること、ブラジルからの輸入量が大幅に減少していることなどが挙げられる。

図4 国産・輸入鶏肉の卸売価格と在庫量の推移

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