需給動向 国内

◆牛乳・乳製品◆

7月の牛乳の家計消費購入量は前年同月4.9%増


◇絵でみる需給動向◇


7月の牛乳の家計消費購入量は前年同月4.9%増

 総務省が公表した「家計調査報告」によると、7月の全国1人当たり(世帯人員3.09人)の牛乳の家計消費の支出金額は、474円(前年同月比0.1%安)とほぼ前年並みあった一方で、購入量では1本200ccに換算して12.8本(同4.9%増)と前月の同7.0%増からの伸びは鈍化したものの、2カ月連続の増加となった。

  また、平均価格について見ると、7月はリットル当たり184.93円で前年同月と比べ11.04円安(同5.6%安)と2カ月連続で前年同月を下回った。景気低迷による節約志向などにより、一時期、成分無調整牛乳から成分調整牛乳へシフトしたが、今ではより安価な加工乳へシフトしているといわれ、低価格化が進んでいるとみられる。一方、牛乳以外の乳製品の購入数量を見ると、バターは11グラム(同7.7%減)と15カ月ぶりに前年割となったものの、チーズは61グラム(同4.6%増)と17カ月連続で前年同月を上回って推移した。なお、平均価格を見ると、バターは100グラム当たり168.79円(同0.6%安)、チーズにおいては156.67円(同15.2%安)と13カ月連続で前年を下回っており、牛乳と同じように低価格化が進んでいるものと考える。
図5 家計消費量(全国1人当たり)の推移(前年同月比)
資料:総務省「家計調査報告」

牛乳生産量に占める学校給食用牛乳の割合が上昇

  当機構が8月に公表した「平成21年度学校給食用牛乳供給事業概況」によると、全国の牛乳生産量に占める学校給食用牛乳(当該事業に係るもの。以下同じ)の供給量の割合は、14年度から16年度は10%を下回って推移したものの、17年度以降増加しており、21年度は12.0%と前年度より1.0ポイント上昇した。一方、21年度の学校給食用牛乳供給実績数量は、372,732キロリットル(前年度比2.4%減)と3年連続の減少となった。

  また、供給人員(2学期)は、特別支援学校(盲学校、ろう学校、養護学校)が前年度比3.4%増となったものの、全体で10,389,821人と前年度を0.8%下回った。

  供給学校数(2学期)は31,703校(同0.8%減)となり、全国総学校数に対する実施校の割合(普及率)は、小学校が95.1%、中学校が84.2%、夜間高校が69.0%、その他校が86.6%となり、全体では前年度を0.2ポイント下回る90.9%となっている。

  供給人員や供給学校数に比べ供給数量の減少幅が大きいのは、新型インフルエンザの流行により学級閉鎖などが増え、給食の供給日数が減少したのが要因と考えられる。

  供給価格については、全国平均価格で200cc当たり43.42円と前年度と比べ2.63円高(同6.4%高)となり、生乳価格の引き上げにより、上昇幅が大きくなったものと考える。

図6 学校給食用牛乳供給量の推移
資料:農畜産業振興機構

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