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欧州委、スロベニアをオーエスキー病清浄国として認定


 欧州委員会は2010年8月7日付の官報において、スロベニアをオーエスキー病清浄国として認定した旨発表した。これは、7月1日に開催された専門家会合での議論を受けたものであり、同会合でスロベニアが行った「国内では過去に全くオーエスキー病の発生がない」という主張が認められた形となった。

  EUにおいては、委員会決定2008/185/EC(注1)の別表1においてオーエスキー病清浄国/地域を、別表2において認定オーエスキー病撲滅プログラムが措置されている加盟国/地域をそれぞれ規定しており、スロベニアはこの別表1に追加された。
別表1 オーエスキー病が存在せずワクチン接種も禁止されている国/地域
資料:Decision 2008/185/EC  注:下線が2010年8月7日付で変更された部分。


スペイン、ポーランドは認定撲滅プログラム措置国として追加に

  さらにスペインとポーランドについても、両加盟国が措置しているオーエスキー病撲滅プログラムが国内全域で実施されていると認められ以下の通り別表2に追加された。

  このほか別表2にはアイルランドとイギリス領北アイルランドがそろってリストに掲載されている。既報(注2)の通りアイルランドにおいては、2010年よりオーエスキー病のワクチン接種を中止し清浄性を確認するという撲滅の最終段階に入っているが、国境を接するイギリス領北アイルランドにおいても、2010年7月より同最終段階に入っているなど、EUにおけるオーエスキー病撲滅対策は着実に進みつつある。ワクチン接種中止から12カ月以上経過し、オーエスキー病の発生がなければ委員会決定2008/185/ECが規定するオーエスキー病清浄国/地域としての認定要件を満たすこととなることから、周囲を海で隔てられた南北アイルランドにおいて2011年にオーエスキー病撲滅が達成されるかどうかが注目される。
別表2 認定オーエスキー病撲滅プログラムが措置されている加盟国/地域
資料:Decision 2008/185/EC
  注:下線が2010年8月7日付で変更された部分。


注1: COMMISSION DECISION of 6 August 2010 amending Annexes I and II to Decision 2008/185/EC as regards the inclusion of Slovenia in the list of Member States free of Aujeszky’s disease and of Poland and regions of Spain in the list of Member States where an approved national control programme for that disease is in place
http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2010:208:0005:0008:EN:PDF
注2:アイルランド衛生当局がオーエスキー病防疫・撲滅プログラムの現状を発表
http://lin.alic.go.jp/alic/week/2010/eu/eu20100315.htm


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