需給動向 国内

◆飼 料◆

平成24年(1月〜12月)の配合・混合飼料生産量、
前年比0.7%増


◇絵でみる需給動向◇


 農林水産省は2月20日、平成25月12月分の「流通飼料価格等実態調査(速報版)を公表した。24年(1月〜12月)の調査(速報版)を集計した結果、配合・混合飼料生産量は、前年比0.7%増の2420万2000トンとなった。内訳をみると、配合飼料は同0.6%増の2380万5000トン、混合飼料は同11.0%増の39万6000トンとなり、混合飼料が前年を大きく上回った。

 配合飼料を畜種用途別にみると、全体の26.2%を占める育すう・成鶏用は624万2000トン(同0.4%減)と前年を下回った。一方、25.3%を占める養豚用は603万4000トン(同1.1%増)、18.8%を占める肉牛用は448万トン(同1.3%増)、16.3%を占めるブロイラー用は387万1000トン(同0.7%増)、13.1%を占める乳牛用は312万トン(同0.1%増)と前年を上回った(図12)。
図12 平成24年(1月〜12月)配合飼料の畜種用途別生産量
資料:農水省「流通飼料価格等実態調査〈速報版〉」

配合飼料原料使用量比率はトウモロコシがさらに低下、代替として小麦などが上昇

 平成24年(1月〜12月)の配合飼料原料使用量比率をみると、主要原料であるトウモロコシは前年同期比2.5ポイント減の43.2%、大豆油かすは同1.0ポイント減の12.8%と低下した。トウモロコシの占める原料使用量比率は17年〜20年にかけては49%台であったが、原料となるトウモロコシの価格が高水準で推移したこと等を反映して低下傾向で推移している。24年は、6月後半から発生した米国中西部での大規模な干ばつによりトウモロコシ国際価格が高騰したため、これまでの低下傾向がさらに強まった(図13)。

図13 配合飼料原料使用量比率
資料:農水省「流通飼料価格等実態調査〈速報版〉」
 一方、こうりゃん6.5%(同0.6%増)、菜種油かす4.7%(同0.3%増)、小麦3.7%(同2.4%増)、DDGS1.7%(同0.3%増)と、トウモロコシや大豆油かす以外の原料使用比率は上昇しており、原料の切り替えが進んだ。小麦についてみると、24年の輸入量は、トウモロコシの代替として米国、豪州、カナダからの輸入が大幅に増加し、配合飼料における小麦の原料使用量比率が徐々に高まり、1月の2.1%から12月には4.2%となった(図14)。これは農林水産省が24年9月、配合飼料高騰対策のひとつとして、農林水産大臣が飼料需給安定法に基づき策定している「飼料需給計画」における小麦の輸入予定量を改定し、引き上げる措置を講じたことが背景にある。

 なお、農業者戸別所得補償制度の実施を背景として、近年、原料使用量比率が上昇している米については、0.2ポイント減の2.2%と前年を下回った。
図14 平成24年配合飼料原料使用比率の月別推移
資料:農水省「流通飼料価格等実態調査〈速報版〉」

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