需給動向 海外

◆飼 料◆

米国農務省、トウモロコシの生産量を微増


◇絵でみる需給動向◇


◇米 国◇

米国農務省、トウモロコシの生産量を微増

 米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は1月11日、1月の世界農産物需給推計の月次報告を公表した。

 トウモロコシの生産指標では、収穫面積が前月から約30万エーカー下方修正されたが、単収が1エーカー当たり1.1ブッシェルとわずかに上方修正されたため、国内生産量は5500万ブッシェル引き上げられた。

 一方、消費は、飼料向けが3億ブッシェル上方修正された。当初、干ばつによる飼料高が響き畜産物の生産量が減少すると見込まれていたが、前年から大きく変化していないことから飼料向けの消費が見直された。

 輸出は、米国産の価格の上昇による販売量の減少に加えて第二期作が豊作だったブラジルの輸出余力が高まっているため2億ブッシェル下方修正された。

 期末在庫量は、飼料需要見込みの増加を受け4500万ブッシェル下方修正されたが、生産者平均販売価格は上値、下値ともに前月の予測値に据え置かれた。

表14 米国におけるトウモロコシの需給見通し(2013年1月11日米国農務省公表)
資料:USDA/WAOB「World Agricultural Supply and Demand Estimates」
  注:年度は、各年9月〜翌8月

◇世 界◇

トウモロコシ、世界の消費量は前年をわずかに下回る

 2012/13年度における世界のトウモロコシ生産量は、第二期作の豊作が予測されるブラジルや中国での増産見通しなどがある一方、干ばつや少雨などの影響により米国やウクライナで減産が予測されることから、前年度比3.5%減の8億5230万トンと予測された。

 輸入量は、豊作だった中国で減少が見込まれることから、同3.5%減の9552万トンと減産見通しとなった。一方、輸出量は、増産が見込まれる南米で増加が予測されるものの、米国で前年を大きく下回ることから、同21.7%減の8977万トンと大幅に落ち込むものとみられる。

 消費量は、飼料向けの増加が見込まれる中国などの需要増が予測される一方、減産による価格高騰により世界的に消費が減少傾向にあることから、同1.3%減の8億6811万トンと見込まれる。

 なお、期末在庫は、米国および南米で減少が見込まれ、同12.0%減の1億1599万トンと予測された。

表15 主要国におけるトウモロコシの需給見通し(2013年1月11日米国農務省公表)

資料:USDA/WAOB「World Agricultural Supply and Demand Estimates」
  注:年度は、世界各国の穀物年度

大豆生産、南米がけん引し前年をかなり大きく上回る

 2012/13年度における世界の大豆生産量は、干ばつの影響を受け米国で前年を下回ることが予測されるものの、ブラジルが好天に恵まれ、作付面積が増加したことから、前年度比12.9%増の2億6941万トンと増産の見通しとなった。

 輸入量は、中国の増加により、同3.7%増の9651万トンと予測された。

 一方、輸出量は、ブラジルおよびアルゼンチンで前年を大きく上回る増産が見込まれ、輸出向けが増加することから、同9.4%増の9890万トンと増産見通しとなった。

 消費量は、主に中国で前年を上回ることが見込まれることから、同2.5%増の2億6267万トンと増加するものとみられる。

 なお、期末在庫は、同7.9%増の5946万トンと予測された。
表16 主要国における大豆の需給見通し(2013年1月11日米国農務省公表)
資料:USDA/WAOB「World Agricultural Supply and Demand Estimates」
  注:年度は、世界各国の穀物年度

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