月報「畜産の情報」

2014年10月


ALIC


Monthly

目 次


【特集】わが国の牛肉需給に影響を与える海外主要国の動向

わが国の牛肉市場の現状と牛肉輸入の見通し
日本食肉輸出入協会 専務理事 岩間 達夫
EUにおける牛肉消費の一側面
―パリにおける小売価格調査を中心に―

大分大学 経済学部 准教授 大呂 興平
対日牛肉輸出国の生産・輸出状況(米国、豪州、カナダ)
調査情報部 国際調査グループ


【需給動向】

-国 内-

平成25年度の供給熱量ベース総合食料自給率、4年連続で39%

◇牛 肉 輸入品推定期末在庫、6カ月ぶりに10万トンを上回る

◇豚 肉 平成26年7月の豚肉輸入量は、9万トンに迫る水準

◇鶏 肉 国産品推定期末在庫、6年3カ月ぶりに2万トンを下回る

◇牛乳・乳製品 7月の生乳生産量、14カ月連続の前年同月割れ

◇鶏 卵 鶏卵相場、8月中旬から段階的に上伸

-海 外-

主要畜産国の需給

◇牛 肉
米 国 牛肉生産量が減少する中、輸出量・輸入量は増加
豪 州 米国産牛肉価格の高騰から8月の日本向け牛肉輸出量は増加
 
◇豚 肉
E U 域内外の需要低下から枝肉価格はわずかに下落
 
◇鶏 肉
米 国 生産量は、今後も増加傾向で推移する見込み
タ イ 2014年1〜7月の鶏肉生産は好調、輸出量も増加
ブラジル 強い海外需要などにより、2015年の生産量は過去最高の予測
中国 2014年の生産、消費は前年から減少の見込み
 
◇牛乳・乳製品
E U 生乳の増産基調が続く中、価格はわずかに下落
豪 州 乳製品価格の下落に伴い、新年度の乳価見込みを下方修正
 
◇飼料穀物
世 界 米国の増産により、世界のトウモロコシ需給は緩和
米 国 2014/15年度のトウモロコシの生産量を2カ月連続で上方修正
 

【農林水産省から】

豚流行性下痢(PED)が発生しています!
〜農場での飼養衛生管理、と畜場等での適切な衛生管理を徹底しましょう!〜

消費・安全局 動物衛生課 家畜防疫対策室


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