需給動向 海外 |
トウモロコシの単収および生産量は、下方修正
米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は10月12日、2016/17年度(9月〜翌8月)の国内外の主要農作物需給見通しを公表した。このうち、米国のトウモロコシ需給見通しは次の通りである。
生産量は、単収が前月予測からわずかに下方修正されたものの、同10.7%増の150億5700万ブッシェル(3億8245万トン)と、依然として過去最高が見込まれている(表12)。
消費量は、前月予測が据え置かれ、同4.6%増の123億ブッシェル(3億1242万トン)と予測されている。
輸出量は、ブラジルの輸出量減少に伴い、米国産の国際市場での競争力が相対的に高まるとして、前月予測から上方修正され、同16.2%増の22億2500万ブッシェル(5652万トン)と見込まれている。
期末在庫は、前月予測からわずかに下方修正され、同35.2%増の23億2000万ブッシェル(5893万トン)と予測されている。
生産者平均販売価格については、前月予測からわずかに上方修正され1ブッシェル当たり2.95~3.55米ドル(1キログラム当たり11.85〜14.26円:1米ドル=102円)と見込まれている。
(調査情報部 渡辺 陽介)