需給動向 海外

◆世 界◆

世界のトウモロコシ生産量は前年度比で減少傾向が継続


米国農務省海外農業局(USDA/FAS)が1月12日に公表した「Grain:World Markets and Trade」によると、2017/18年度の世界のトウモロコシ生産量は、アルゼンチンを除く主要国でいずれも前年度を下回ることから、前年度比2.9%減の10億4456万トンと見込まれている(表10)。なお、前回予測と比べ、米国が上方修正された。

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輸出量は、米国が前年度を12.7%下回るものの、ブラジルやアルゼンチンで大幅な増加が見込まれることから、同6.4%増の1億5082万トンと見込まれている。輸入量は、EUやメキシコの他、エジプトやイランといった中東で前年度を上回ることから、同6.4%増の1億5082万トンと見込まれている。

消費量は、米国や中国などの主要国で堅調なことから、同0.4%増の10億6673万トンと見込まれている。

期末在庫は、米国では積み増す傾向が続くものの、中国が大幅に前年度を下回ることなどから、同9.7%減の2億657万トンと見込まれている。

世界の大豆輸出量は前年度比3.3%増

USDA/FASが1月12日に公表した「Oilseeds:World Markets and Trade」によると、2017/18年度の世界の大豆生産量は、最大生産国の米国で前年度をわずかに上回るものの、第2位、第3位のブラジルとアルゼンチンで前年度を下回ることなどから、前年度比0.8%減の3億4857万トンと見込まれている(表11)。

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輸出量は、中国向けが伸びているブラジルなど南米の主要生産国で前年度を上回ることから、同3.3%増の1億5219万トンと見込まれている。一方、輸入量については、飼料需要が高まる中国の輸入が増加していることなどから、同4.1%増の1億5017万トンと見込まれている。

消費量(搾油仕向け)は、最大消費国である中国をはじめ、主要国で軒並み増加し、同4.6%増の3億145万トンと見込まれている。

期末在庫は、米国で大幅に積み増す他、中国でもわずかに増加することから、同2.2%増の9857万トンと見込まれている。


				

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