2003/04年度の米国の穀物生産


◇絵でみる需給動向◇


● ● ● 2003/04年度のトウモロコシ、ソルガムの輸出状況 ● ● ●

 米農務省(USDA)が2003年12月に公表した予測によれば、2003/04年度(9月〜翌年10月)におけるトウモロコシおよびソルガムの需給は、国際需給が緩む中、米国の輸出が増加すると見込まれる。競争相手であるアルゼンチンは5万トン減少し1,000万トン、ブラジルも同じく5万トン減少し500万トンと船積み数量の減少から低調な見込みとなっている。米国産トウモロコシの輸出増加量は、100万トン増加の4,850万トンと見込まれ、過去最高だった99/00年度のレベルとされ前年度を18%上回るとされる。米国産トウモロコシの輸出販売は強含みで推移している。予測では10月の輸出量は前年比24%増の400万トンに達するとされ11月の検査数量も前年比21%増の420万トンに達する。

 一方ソルガム輸出は、EU向けの輸出が伸びるため、20万トン増加の500万トンと見込まれる。03/04のEUのソルガム輸入は40万トン増加した。メキシコ向けは米国内のソルガム価格の増加により20万トン減少する見込みである。メキシコでは粗引き状のトウモロコシの需要が伸びておりソルガムの需要に置き換わったためとされる。

● ● ● 飼料用穀物の国際需給 ● ● ●

 2003/04年度の生産量は、100万トン増加の6億400万トンとなると見込まれている。豪州の生産量予測が120万トン増加し1,226万トンとなったことが主要因とされる。品目別では大麦が大きく増加し、トウモロコシ、オーツおよびライ麦が微増となっている。一方アルゼンチンでのソルガムが50万トンの減少とされる。豪州の大麦は100万トン増加の800万トンとされている、これは羊の飼養頭数が昨年来の干ばつで減少したため牧草の変わりに大麦を播種したことに加え、干ばつが終息方向に向かったため大麦の育成状況が良好であったことが要因とされる。

 一方、消費量は300万トン増加し6億9900トンと見込まれる。これは主にトウモロコシの消費量の増加によるもので、EUの消費量が110万トン増加し3,720万トンと見込まれ、低調な供給による高価格が影響しトウモロコシの在庫量を減少させるとされる。

● ● ● 飼料作物の期末在庫量は、記録的に低下 ● ● ●

 生産量が100万トン増加する一方、消費量は300万トンの増加となり、結果として期末在庫量は1億600万トン以下となることが見込まれている、これは、1998/99年度の約半分以下となり1975/76年度来の記録的な低水準と見込まれている。


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