グジャラート州アナンド市の穀物市場の一コマ。半径45キロメートル圏内の人々が穀物をトラックで運び込んでくる。大量に購入する者は自分のトラックを用いるが、少量購入者の場合、遊牧民の営むラクダの運送業者に運んでもらうことが多いという。値段は荷物の重さと運搬距離に応じた交渉制だが、目安としては市内で100ルピー(約280円)程度、市外の場合は10〜15キロメートルで400ルピー(約1,120円)程度といわれる。
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デリー南部にあるINAマーケットの一コマ。インドや中東などでは、こうした都市の市場を一般にバザールと称する。バザールの食肉・食鳥販売業者の多くはイスラム系で、店の裏でイスラムの正式なと畜法によりさばかれる。店頭には、神に食べることを許されたことを示すハラル(HALAL)の文字が見え、ヤギの枝肉や頭及び足、鶏のモミジなどが並べられている。
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グジャラート州最大の都市アーマダバードの街中。アーマダバードに限らずインドでは、ヒンドゥー教において「聖なる牛」とされる雌のゼブ牛が、のんびりと街の中で過ごしている様子を普通に見かけることができる。
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店頭に並べられたヤギの頭と鶏のモミジ。ヤギの頭は、主にスープなどのだしをとるために使われる。
なお、INAマーケットは1955年、陸軍のキャンプ地跡に設けられた市場で、INAは Indian National Army の略である。
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デリー南部のサロジニ・ナガルマーケットで販売されているパニール(paneer)と呼ばれる非発酵性チーズ。ミルクを温め、レモンやライムの汁などで分離させたカードを固めたもので、これを主材料に使った料理をパニールということもある。外見、舌触りとも堅めの木綿豆腐に似る。250グラムで15ルピー(約42円)程度。
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