2006年上半期のブロイラー卸売価格は前年同期をかなり下回る


◇絵でみる需給動向◇


● ● ● 2006年上半期のブロイラー卸売価格は、前年同期比14.4%安 ● ● ●

 米国農務省(USDA)によると、2006年上半期の12都市平均のブロイラー卸売価格(丸どり(中抜き))の平均価格は、前年同期比14.4%安のポンド当たり61.8セント(キログラム当たり158円:1ドル=116円)となった。ブロイラー卸売価格は、2005年11月以降下落し、特に2006年1月以降は前年同期を10〜20%下回る低い水準で推移した。また、7月の卸売価格はポンド当たり66.8セント(キログラム当たり171円)で前年同月を7.8%下回った。

● ● ● むね肉は34年ぶりにポンド当たり90セント台に下落 ● ● ●

 2006年上半期の部位別の北東部の卸売価格をみると、むね肉(ボンレス)がポンド当たり106.3セント(キログラム当たり272円)、骨付きもも肉(ホール)が同34.9セント(同89円)と前年同期をそれぞれ26.9%、27.4%下回った。特にむね肉は、1月、3月、4月にポンド当たり90セント台にまで下落したが、これは1972年2月以来34年ぶりの低い水準であった。また骨付きもも肉(ホール)も3月、4月にポンド当たり20セント台に下落したが、これも2002年12月以来、3年半ぶりのことである。

図1 骨なしむね肉の卸売価格の推移


図2 骨付きもも肉(ホール)の卸売価格の推移

 

● ● ● 2006年下半期のブロイラー生産量の伸び率は鈍化の見込み ● ● ●

 このような卸売価格の下落は、生産量の増加に加えて、2005年後半の輸出量の減少が大きな要因として挙げられる。2006年上半期のブロイラー生産量(可食処理ベース)は、819万4千トンと前年同期を3.1%上回った。

 一方、ひなふ化羽数は、2006年4月以降3カ月連続で前年同期を下回っている。このことから、USDAは、今後生産量の伸び率が鈍化すると見込んでおり、第3四半期が前年同期0.7%増の408万2千トン、第4四半期が同0.5%増の405万9千トンと予測している。

 7月のブロイラー生産量は、127万トンと前年同月を0.5%下回ったことから、同月の各部位の卸売価格は、骨なしむね肉が前年同月比6.9%安の131.8セント(キログラム当たり337円)、骨付きもも肉(ホール)は同27.1%安の43.9セント(キログラム当たり112円)と依然低水準であるものの、それぞれ前月から3〜5%上昇した。


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