過去最高となった2007年上半期のブロイラー輸出


◇絵でみる需給動向◇



● ● ● 生産調整によりひなふ化羽数は前年同期比2.4%減 ● ● ●

 ブラジルブロイラー用ひな生産者協会(APINCO)によると、2007年1〜6月のひなふ化羽数は、前年同期比14.1%増の25億130万羽となった。2006年は、海外における鳥インフルエンザ発生に起因した輸出の減少により、生産調整を余儀なくされたが、2007年に入り、海外の需要が回復傾向にあることから、ひなふ化羽数は増加した。

 また、生産量(骨付きベース)は1、2月は前年同月を下回ったが、3月以降前年同月を上回り、1〜6月は前年同期比8.7%増の496万9千トンとなった。このうち、国内市場には70.8%の358万9千トンが向けられた。

 ブラジル養鶏連盟(UBA)によると、内外の需要に応じるためには、年間1千万トン以上の生産が必要とされている。

ひなふ化羽数の推移


● ● ● 中東向けの輸出が拡大 ● ● ●

 ブラジル開発商工省貿易局(SECEX)によると、2006年の鶏肉輸出は特に欧州における鳥インフルエンザの発生による鶏肉需要の減退から、98年以来8年ぶりに減少に転じたものの、米国とともに世界最大の鶏肉輸出国となっている。2007年に入り、輸入国の鳥インフルエンザの影響が収束され、上半期(1〜6月)の鶏肉輸出量(骨付きベース)は、前年同期比22.4%増の145万トンとなった。輸出額は同43.7%増の19億1,493万ドル(2,221億3,188万円:1ドル=116円)であった。平均輸出価格は1トン当たり1,321ドル(15万3千円)と前年同期の同1,125ドル(13万1千円)に比べ17.4%高となっている。EU向けや中東向けの輸出が拡大していることが全体の輸出増をけん引していると見られる。

 主要な輸出先を見ると、丸どり主体のサウジアラビアの輸出量が最大で、前年同期比20.8%増の17万1,972トン、輸出額は同31.5%増の2億727万ドル(240億円4千万円)、平均輸出価格は同8.9%高の1,205ドル(14万円)となり、次いでパーツ主体の香港が前年同期比27.2%増の16万8,264トン、輸出額は同80.1%増の1億9,114万ドル(221億7千万円)、平均輸出価格は同41.6%高の1,136ドル(13万2千円)となった。日本向けは前年同期比15.8%減の15万4,634トン、輸出額は同16.8%減の2億4,552万ドル(284億8千万円)、平均輸出価格は同1.2%安の1,588ドル(18万4千円)となった。

国別輸出量(1−6月)の推移


● ● ● 2007年通年も史上最高の輸出量の見込み ● ● ●

 ブラジル鶏肉輸出業者協会(ABEF)では、輸入国の需要の回復を踏まえ、2007年の輸出量は300万トン、輸出額は40億ドル(4,640億円)という史上最高記録の見通しを示している。


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