LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


8年4月16日号(通巻238号)


 BSE、次の焦点は輸出解禁の時期か?(full story)

【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 4月11日発】 4月3日のEU緊急農相理 事会における当面のBSE対策の合意を受けて、次の焦点は、EUがいつイギリ ス産の牛肉輸出を解禁するかに移ってきているが、牛肉の信頼性回復のためのこ れらの対策はまだ始まったばかりであり、依然予断を許さない情勢である。


豪州牛肉産業におけるBSEの影響 (full story)

【シドニー駐在員 石橋 隆 4月11日発】 イギリスで発生したBSEをめ ぐる一連の動きは、豪州でもあらゆる観点から牛肉関係者に注目され、議論を呼 んでいる。これによって、EUやその周辺諸国への輸出拡大を果たせる好機とみ る者がいる一方、牛肉のイメージが大きく損なわれ、消費者の牛肉離れを懸念す る者もいるようである。


USDAも慎重なBSE対応 (full story)

【デンバー駐在員 堀口 明 4月11日発】 3月20日にイギリス政府が牛 海綿状脳症(BSE)と人間がかかる同様の病気であるクロイツフェルト・ヤコ ブ病(CJD)との関連性を否定できないとする発表を行ったのち、この問題は 米国においても大きく報道され、農務省や肉牛関係団体では、慎重な対応が図ら れている。


畜産物生産に今も残る洪水の傷跡 (full story)

【シンガポール特派員 山田 理 4月10日発】 昨年タイを襲った洪水によ る農業への被害は、半年以上過ぎた現在でも、畜産物を中心とした食料品価格に 、大きな影響を及ぼしている。中でも、生産力の回復が遅れている乳製品や、鶏 卵部門での価格上昇が著しく、タイ経済に与える影響は見逃せないものとなって いる。


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