週報第254号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年8月13日号(通巻254号)


アンダーソン大臣、AQISの改革に着手(full story)

【シドニー駐在員  石橋  隆  8月9日発】 アンダーソン第一次産業大臣は就
任以来、重要な政策課題の一つとして掲げてきた豪州検疫検査局(AQIS)に
よる食肉検査業務の改革に着手すると発表した。企業実態に即した柔軟な検査業
務の提供と高度のAQIS検査の依存から危害分析重要管理点監視(HACCP)
方式による品質保証システムへの移行などが改革の焦点になるとみられている。


96年の肉牛農家収入は、減少見込み(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 8月7日発】 米国農務省・経済調査局(ER S)が発表した96年の米国農家の農業所得は、穀物価格の上昇を受けて増加す るものの、畜産部門の肉牛農家では、肥育牛の価格低迷、飼料価格高、南部地域 などの干ばつといった要因から厳しい結果が見込まれている。
ドイツにおけるホルスタインの泌乳成績(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 8月8日発】 ドイツホルスタイン協会は、 このほど1995年のドイツ国内におけるホルスタインの登録状況と泌乳成績を 発表した。これによると、国内の酪農家戸数の減少にもかかわらず、登録頭数 (黒白斑)は149万頭に達して世界第2位の登録規模となっているほか、泌乳 成績も年々向上している。
シンガポール、中国で養豚合弁事業(full story) 【シンガポール特派員 末國 富雄 8月8日発】 シンガポールの食品会社は、 中国の上海で世界最大級の養豚事業への投資を明らかにした。投資額は10年間 で1億5千万USドルに達する。畜産を担当する国家開発省第一次産品局(PP D)は、シンガポールにとって新たな豚肉供給元の出現であると歓迎の意向を示 している。これは、極めてシンガポール的な農業生産拡大の一例である。
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