週報第255号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年8月20日号(通巻255号)


NZ、険しくなる酪農オーナーへの道(full story)

【シドニー駐在員  鈴木  稔  8月14目発】 ニュージーランドの酪農は、9
0年代に入り乳製品の国際市況の好転などから急激な拡大を続けており、酪農
家戸数も増加傾向にある。しかし、酪農好況は一方で酪農場価格の高騰を招き、
酪農オーナーを目指すシェアミルカーにとっては「夢」の実現が厳しくなって
きている。


農務長官、北東部の乳価協定締結を承認(full story) 【デンバー駐在員 堀口 明 8月14日発】 米国のグリックマン農務長官は、 8月9日、96年農業法の規定により実施の決定を委ねられていた北東部地域 の飲用乳価設定に関する特別協定の締結を承認する声明を行った。今後、協定 の具体的内容は、この地域の代表によって組織される委員会により決定される ことになる。
最近のEUの農地価格動向(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 8月14日発】 94年のEU各国の農地 価格は、15年前の1979年と比較するとほとんどの国で2〜8%低落して おり、長期的には低落傾向にあるといえるが、最近の動向は国によりさまざま である。
マレーシアの鶏肉生産、安全性確保へ転換(full story) 【シンガポール特派員 山田 理 8月13日発】 マレーシア政府当局は、同 国の鶏肉生産における動物薬品の使用状況を調査し、一部薬物の使用禁止を含 め、規制を強化する意向であることを明らかにした。経済成長に伴う生活水準 の向上により、食品の安全性に対する消費者の認識が高まってきている中で、 マレーシア養鶏業界は、経済性最優先から、より安全な鶏肉生産への方向転換 を迫られている。
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