週報第256号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年8月27日号(通巻256号)


生産柔軟化契約に約99%の農地が参加(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 8月21日発】 米国のグリックマン農務長官
は、8月19日、96年農業法に基づく、生産者への直接支払制度である生産柔
軟化契約の参加状況結果を発表した。これによると、有資格生産者の約89%か
ら契約申し込みがあり、有資格農地の約99%が対象となるという、極めて高い
参加率となった。


BSEの母子感染(full story) 【ブラッセル駐在員 池田 一樹 8月22日発】 イギリス政府は牛海綿状脳 症(BSE)の母子感染についての結果を発表した。これによると野外では1% の確率でBSEの罹患牛の産子に感染が起こるとされている。感染経路について は特定されていないが、このことが、今後選択的とう汰措置の検討に加えられる ことになろう。
95年の豪州食肉パッカーランキング(full story) 【シドニー駐在員 石橋 隆 8月21日発】 オズミートは、95年の食肉パ ッカー上位25社のランキングを発表した。これによると、トップのオ−ストラ リアン・ミ−ト・ホールディング社(AMH社)以下上位25社の枝肉処理重量 は、約160万トンで豪州全体の61%を占め、売上高でも約44億4千万豪ド ル(3千8百億円)に達している。
インドネシア、トウモロコシの生産拡大を計画(full story) 【シンガポール特派員 山田 理 8月22日発】 東南アジア諸国では、急速 な経済成長に伴う生活水準の向上により、畜産物の消費が増加している。生産面 では、各国とも特に鶏肉生産が、順調に拡大している一方で、飼料生産は伸び悩 んでおり、輸入量が増大している。こうした中、近年トウモロコシの輸入が急増 していたインドネシアでは、トウモロコシの国内生産を増加させる取り組みが始 まった。
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