週報「海外駐在員情報」

1996年2月13日号（通巻229号）

ＥＵ農業収入、９５年も引き続き上昇 (full story)

【ブラッセル駐在員　東郷　行雄　２月７日発】  ＥＵ統計局は、このほど９５
年農業収入の速報値を発表した。これによると、９５年におけるＥＵの農業収入
は、１５カ国平均で対前年比２．６％増と前年に引き続いての上昇となり、この
２０年間で最も高い水準に達した。

牛肉関係の新団体が発足(full story)

【デンバー駐在員　堀口　明　２月６日発】　全国肉牛生産者協会（ＮＣＡ）は、
テキサス州サンアントニオで開催された年次総会において、牛肉協議会（ＢＩＣ）
との組織統合による新団体設立の可否を問う最終投票を行い、８５％の賛成を得
て同案を可決した。

 ＮＺ：注目される南島の酪農(full story)

【シドニー駐在員　鈴木　稔　２月８日発】　好調な酪農の国際市況を反映し、
ニュージーランドの酪農は急速な拡大を続けているが、とりわけ南島での拡大は
目覚ましいものがある。最近の農業省の調査でも、南島農家の羊から酪農への転
換志向は強いとの結果が出ており、ニュージーランドの酪農の将来を予測する上
で、南島の動向が注目される。

混迷を深めるタイの乳製品動向(full story)

【シンガポール特派員　横田　徹　２月６日発】　タイの乳製品業界は、原料価
格の上昇が乳製品消費の拡大に水を差すとして先行きの懸念が高まっており、輸
入原料の関税率引き下げなど、政府の酪農政策に対する不満が徐々に表面化しつ
つある。

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