LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年5月21日号(通巻242号)


実用化が進むオランダの自動搾乳システム(full story)

【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 5月15日発】 オランダでは、乳牛の個体
管理システムと併せて、酪農家の搾乳作業などの労働時間を軽減し、乳量の向上
も期待できる自動搾乳システムの開発が進んでおり、実用化が始まっている。

豪州の食肉産業に構造改革の嵐到来?(full story)

【シドニー駐在員 鈴木 稔 5月17日発】 豪州の食肉産業は、オイルショ
ック時以来とされる極めて深刻な不況下にあるが、このほど豪州最大のパッカー
であるAMH社は、合理化計画を明らかにし、その所有する8工場のうち、3工
場を閉鎖すると発表した。このほかにも中堅パッカーであるマクフィー社が近日
中に工場を売却する予定とされており、食肉業界の構造改革は急展開する様相を
呈してきた。

夏期の牛肉需要拡大に強力キャンペーン (full story)
  
【デンバー駐在員 堀口 明 5月16日発】 全国肉牛生産者・牛肉協議会
(NCBA)は、肉牛価格の低迷する中で、夏期の牛肉需要期に一層の消費拡大
を図るため、女性消費者を中心としたテレビコマーシャルの放映など、さまざま
なキャンペーン活動を展開することを発表した。

マレーシア、今後の農産物の競争力を強化 (full story)

【シンガポール特派員 山田 理 5月16日発】 マレーシア政府当局は、今
後のマレーシアの発展を図る上で、基本的な指針となる第7次五カ年計画を発
表した。これは、農業を含む産業、教育および通信など、社会全般にわたるも
のとなっている。このうち、農業関連については、商工業がさらに発展する中
で、農業就労者数が減少するとしており、この状況下での農産物の競争力の強
化を計画の柱としている。

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