ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年11月19日号(通巻268号)


米国の酪農家戸数、引き続き減少(full story)

【デンバー駐在員 堀口 明 11月14日発】 米国最大の農業生産者団体で
あるアメリカン・ファーム・ビューロー・フェデレーション(AFBF)が実施
した調査によれば、96年の米国の酪農家戸数は、対前年比で5.3%減少し、
10万6千戸余りとなった。酪農家戸数の減少率は、調査開始の92年以来、5
%台の減少が続いている。

豪州二大酪農協、合併に向けて動き始めるか?(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 11月15日発】 好調な酪農品の国際市況の下 で、豪州の生乳生産量は今シーズンも史上最高を更新する勢いで推移しているが、 国際市場での競争力の強化に向けて、豪州第一位、第二位の乳業メーカーであり、 酪農協であるボンラック・フーズ社とマレー・ゴールバン・コーポラティブフー ズの合併話が現実のものとして論じられる状況となってきた。
欧州農業指導保証基金の95年度財政報告(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 11月14日発】 EU委員会は、このほど 欧州農業指導保証基金(EAGGF、仏語では、FEOGA)の保証部門におけ る95年度財政報告書を公表した。同部門は、共通農業政策(CAP)の価格・ 所得支持政策に係る支出に要する資金を供給する部門で、この報告書による同部 門の95年度(94年10月16日からの1年間)の最終支出額は345億3百万 ECU(約4兆3千億円)となった。
活性化を目指すタイの養豚業(full story) 【シンガポール駐在員 山田 理 11月14日発】 タイの豚肉生産は、ここ 数年伸び悩んでおり、業界全体として停滞していた感があった。しかしながら、 最近の国内豚肉価格の高騰をきっかけに、やや活力を取り戻しつつある。生産面 では、インテグレーション化が進み、生産規模が拡大している。また、新たな投 資やプロジェクトが開始される中、養豚業界活性化に向けての海外市場獲得への 動きが再び活発となっている。
元のページへ戻る
www.lin.gr.jp