週報第261号

LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年10月1日号(通巻261号)


3大パッカーの牛と畜シェアー、減少はわずか(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 9月25日発】 CATTLE BUYERS WEEKIY(CB
W)の調査によると、米国の3大パッカーの95年のと畜頭数は、前年より約3.
4%増加したが、そのマーケット・シェアーは、逆に前年よりわずかに減少して
63.2%となった。しかし、寡占化による生産者の不満は、依然大きなものと
なっている。


EUにおける95年農産物生産者価格(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 9月25日発】 EU統計局が発表した、9 5年のEUにおける農産物生産者価格指数によると、農産物全体の価格指数はほ とんど前年と変わらなかったものの、部門別には、畜産が全体で前年を約4%下 回ったのに対し、耕種は前年を約5%上回った。
ミャンマー畜産の近況(full story) 【シンガポール特派員 末國 富雄 9月26日発】 ミャンマーの畜産は、今も 粗放的なものであり、企業経営は少ない。そのほとんどが、家族単位のいわば有 畜農業である。しかしながら、最近の経済発展と政府の観光振興政策を背景に、 首都ヤンゴンでは、ホテルやレストランが急増しており、高品質でまとまった量 の畜産物需要が首都近郊の畜産業を刺激しつつある。
豪州、96/97年穀物生産の見通し(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 9月25日発】 豪州農業資源経済局(ABAR E)の96/97年の穀物生産の見通しによれば、主要作物である小麦の生産量 は、対前年比11%増の1,880万トン、大麦は4%増の570万トンとなる と見込まれている。しかし、穀物の国際市況が弱含みで推移しており、穀物価格 の低下が見込まれることから、穀物農家の収入は、対前年比23%の減少が見込 まれている。
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