LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年10月15日号(通巻263号)


バターの先物取引、ニューヨークでも開始(full story)

【デンバー駐在員 藤野 哲也 10月10日発】 ニューヨークのコーヒー・砂
糖・ココア取引所(CSCE)では、10月15日からバターの先物取引を、シ
カゴ・マーカンタイル取引所(CME)に引き続いて実施する。バターの先物取
引は、CMEが76年に廃止して以来、実に20年ぶりの復活となった。

豪州、進む農産物の品質保証(QA)の動き(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 10月11日発】 農産物の輸出大国である豪州 では、国際市場での競争力と利益確保の手段として、農産物の品質保証(QA: Quality Assurance)システムの導入が急速に進展してきている。畜産分野では 牛肉に関するQAが最も進んでいるが、その他の畜産物もほぼすべての分野でQ Aの導入が検討されており、また、小麦などの穀物でもQAへの取り組みが進ん できている。
EU加盟後のフィンランドの食品価格動向(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 10月10日発】 95年1月にEUへ加盟 したフィンランドにおける食品の消費者価格は、加盟前に比較して全体で約11 %も低下していることが明らかとなった。EU加盟の一つの成果といえるが、同 時にこうした価格低下が同国の食品の消費パターンに変化をもたらしている。
タイの地鶏産業(full story) 【シンガポール駐在員 末國 富雄 10月10日発】 東南アジアのブロイラ ー産業は近年急速に生産を拡大しているが、一方で、在来種を使った地鶏産業も 根強い需要があり、高価格で取り引きされている。タイでは、地鶏交配種を使っ た地鶏産業が大規模に展開されており、日本からの引き合いもある。
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