LIPC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成8年10月29日号(通巻265号)


豪州酪農、乳質改善への取り組みを強化(full story)

【シドニー駐在員 石橋 隆 10月24日発】 ニューサウスウェールズ州酪
農公社(NSWDC)は、今年6月から良質生乳の生産奨励を強化するため、取
引生乳中の乳質に基づくプレミアムとペナルティーの格差を広げた。最近発表さ
れたNSWDCのレポートによれば、この措置により生乳中の体細胞数は大幅に
減少し、乳質改善が急速に進んでいると報告している。


企業養豚の経営規模が、拡大(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 10月23日発】 近年、日本向けの豚肉輸出 量は大幅に増加しているが、米国内のパッカーの豚と畜シェアをみると、牛で大 きなシェアを持つIBP、コナグラといった大手パッカーをしり目に、豚を専門 とするスミスフィールド社が合併などにより躍進を遂げ、また、その他の企業養 豚経営も規模拡大を続けている。
EUのサマータイムが農業に及ぼす影響(full story) 【ブラッセル駐在員 東郷 行雄 10月24日発】 EUでは、10月の最終 日曜日である27日に、今年のサマータイムが終了する。現在、98年以降のサ マータイムの実施について欧州議会などで審議が行われているが、EU委員会か らのこの提案に先立ち、農業を含めた各産業界におけるサマータイムが及ぼす影 響などについての分析が行われた。
マクドナルドがインドに進出(full story) 【シンガポール駐在員 末國 富雄 10月24日発】 牛を神聖な動物とあが めるヒンズー教徒の国インドにマクドナルドが進出した。牛肉メニューをすべて 削除したうえでの出店である。今後、ヒンズー教団体の反対運動が予想されるも のの、1年前に進出したケンタッキー・フライドチキン(KFC)のように、次 第に定着していくものとみられる。
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