ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年8月19日号(通巻303号)


EUの豚飼養頭数は対前年比1.7%増加(full story)

【ブラッセル駐在員 井田 俊二 8月14日発】EU統計局は、97年4月現在
の豚飼養頭数の調査結果を発表した。これによると、EU全体の豚飼養頭数は、
対前年比1.7%増の1億1,689万頭で、94年から続いた減少傾向から増加
に転じた。また、97年のと畜頭数は、対前年比1.7%減の1億8,741万頭
と見込んでいる。


大腸菌O-157の防止に取り組む米国(full story) 【デンバー駐在員 本郷 秀毅 8月15日発】 USDAは、消費者に対し、ハン バーガーを調理する際には温度計を使用し、大腸菌O−157等による食中毒の防 止に取り組むよう奨励している。こうした中、コロラド州において、加熱の不十分 なハンバーガーによる食中毒事件が発生し、製品の自主回収措置が講じられること となった。
NZデイリー・ボードの民営化をめぐる論争(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 8月13日発】 規制緩和断行の「お手本」とされる ニュージーランド(NZ)でも、酪農産業は、NZデイリー・ボード(NZDB) が乳製品の一元輸出権を有し、この点では、未だ規制下にある。しかし、先頃、商 務大臣が「デイリー・ボードは民営化すべき。」と発言したことが業界内に波紋を 呼んでいる。
フィピリン、全国規模で学乳事業開始(full story) 【シンガポール駐在員 山田 理 8月14日発】 フィリピンにおいて、全国規模 で学乳事業が開始されることとなった。民間の慈善団体が中心となり実施され、対 象となる児童も小学1年生のみという限定的なものではあるが、児童の栄養状態の 改善と将来の牛乳の消費拡大に確実につながるものと見られる。
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