ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年8月26日号(通巻304号)


ミルクマークの生乳販売入札と新たな生乳の販路(full story)

【ブラッセル駐在員 池田 一樹 8月21日発】 イギリスのミルクマーク(MM)は
本年10月以降の生乳販売契約を入札により取り決めた。日量1万4千トンが入札
に付され、うち85%の契約が成立した。販売価格は、ポンド高が進む中、前回
(97年1月)よりも約1割低下し、ミルクマーク発足前の水準と比べても約1割
の低下となった。


米、3大パッカーの牛のと畜シェアーは引続き減少(full story) 【デンバー駐在員 藤野 哲也 8月20日発】 CATTLE BUYERS WEEKLY(CBW) 社の調査によると、米国の3大パッカーの牛の1日当たりと畜処理能力は、前年よ り0.7%増加したが、その96年のマーケット・シェアーは2年連続して減少し、 62.5%となった。このような中、牛肉業界に新しい試みが実施されようとして いる。
豪州、飼料穀物の輸入条件を見直しへ(full story) 【シドニー駐在員 藤島 博康 8月21日発】豪州連邦政府は、防疫を理由に輸 入が制限されている飼料用穀物に関して、検疫条件の見直し作業に入った。実際の 条件改定までは、病原菌の国内流入を恐れる穀物生産者団体の強硬な抵抗が予想さ れるものの、早急な飼料用穀物の輸入を求める畜産業界には、大きな前進といえる。
ホーチミン郊外で頑張るアヒルひな生産農家(full story) 【シンガポール駐在員 伊藤 憲一 8月21日発】ベトナムは、開放経済移行後、 目ざましい経済発展に伴なう国民所得の向上により、家禽肉などの食肉の消費が増 加している。このような状況の中、家禽の飼育が盛んなホーチミン市郊外のアヒル ひな生産農家を訪問する機会を得たので、その生産状況および市場におけるアヒル 肉の販売について報告する。
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