ALIC/WEEKLY

週報「海外駐在員情報」


平成9年1月28日号(通巻275号)


牛乳・乳製品の一般需要拡大事業、成果を上げる(full story)

 【デンバー駐在員 堀口 明 1月23日発】 米農務省(USDA)経済調査
局(ERS)と農業流通局(AMS)は、牛乳・乳製品の一般需要拡大事業の効
果に関する調査を共同で実施し、その結果の概要を発表した。これによれば、事
業は成果を上げており、生乳生産者に投資額を上回る利益をもたらしているとし
ている。

タイ、鶏卵輸出を拡大へ(full story) 【シンガポール駐在員 末國 富雄 1月23日発】 昨年11月下旬、タイ採 卵養鶏協会が設立された。同協会は、主要活動に海外市場調査を掲げ、今後とも 香港やシンガポールへの輸出攻勢を強化する方針を明らかにしている。その一方 で、同協会は、豊富な資金の下で矢継ぎ早に海外拡大戦略を展開するタイ最大の 複合企業、C.Pグループとのつながりを指摘されている。
ドイツ、国産牛でBSE発生の疑い(full story) 【ブラッセル駐在員 池田 一樹 1月23日発】ドイツ政府は、1月21日、 ドイツ国内で生まれたとみられる牛で牛海綿状脳症(BSE)が発生したことを 発表した。ドイツでは、1992年に1頭、1994年に3頭の合計4頭にBS Eの発生をみているが、これらはいずれもイギリスから輸入した牛での発生であ った。
豪州、羊ヨーネ病対策に着手(full story) 【シドニー駐在員 鈴木 稔 1月24日発】 豪州では、最近、羊のヨーネ病 が急速に発生拡大し、生産者に大きな経済的被害をもたらしているが、先ごろ、 ビクトリア州政府は、州内の発生牧場の羊6万2千頭全頭のとう汰を柱とする、 総額100万ドルの撲滅対策に着手した。しかし、その一方で、より発生状況の 深刻なニューサウスウエールズ州(NSW)では依然として撲滅対策がまとまら ず、対策に足並みの乱れがある。
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